カメラ発明記念日

イメージ_レトロカメラ

「カメラ発明記念日」は1839年のこの日にフランスの画家であり写真家でもあるルイ・マンデ・ダゲールが写真機を発明したことが由来です。

この写真機は「ダゲレオタイプ」と呼ばれ、長時間露光させるため写真機の前で長い時間静止していなければならなかったが、大変な人気を集めます。

初期の露光時間(シャッタースピード)は日中でも10〜20分ととても長いものでしたが、その後改良が続けられ最終的には1〜2分で撮れるようにまでなりました。

写真を撮る時に「はいチーズ!」という理由

“カメラ”とは“像を結ぶための光学系(レンズ等)を持ち、写真(静止画)や映像を撮影するための装置”です。

被写体の像を写真フィルムなどの感光材料の上に投影し適正な露光を与えるための装置を備えており、写真(静止画)を撮るものはビデオカメラや映画用カメラ(シネカメラ)など動画を撮影するカメラと区別する意味合いから、スチールカメラと呼ぶ場合もあります。

カメラの原理は、実は写真術の発明以前から知られていました。

窓のない暗黒の部屋の壁面に小さな穴を空けると反対側の壁面に外の景色が映し出されるというもので、これを専用の部屋や道具として拵(こしら)えたものが“カメラ・オブスクラ”と呼ばれるものです。

日食などの観察を行ったり絵画の下絵を描く目的に使われ、写真機を“カメラ”と呼ぶのはこの“カメラ・オブスクラ”に由来するものです。

16世紀には小穴の代わりにレンズを用いてより鮮明な像が得られるようになり、反射鏡によって箱の上面に像を結ばせるようにした小型のカメラ・オブスクラが作られ、これは絵画における遠近画法の確立に寄与したと言われています。

1824年にフランスの発明家ニセフォール・ニエプスが世界初の写真である“ヘリオグラフィ”を発明、携帯型カメラ・オブスクラの画像が定着できるようになり、世界最初の写真も残していますが、その露光時間は8時間という長時間を要するもので到底一般的な実用に耐える技術ではありませんでした。

そして1839年にニエプスの死後も研究を続けていたダゲールは銀板写真法を発表し、ダゲレオタイプは露光時間を10〜20分から最終的には1〜2分にまで抑えることに成功し、肖像写真の撮影も容易なものとなりました。

ダゲレオタイプは一般の人々でも制作可能な設備・装置、現実的範囲の撮影所要時間と、撮影した映像の定着保存技術をすべて実現させたことで実用的な写真法の端緒となります。

その後フランス政府は公益のためダゲールへ補償として終身年金を支給することで写真技術を一般に公開し、結果として銀板写真法は19世紀中期より世界中で急速に普及することになったのです。

1950年代まではイギリスやドイツ、アメリカ合衆国が世界市場を牽引していましたが、1970年代以降は日本製のカメラが世界市場を席巻します。

1963(昭和38)年には露出を自動化したAEカメラが登場し、さらに1977(昭和52)年にはオートフォーカス機構が実用化され、構図を決めてシャッターを押すだけで写真が撮れるのが当たり前の時代になりました。

2000年(平成12)年頃からは従来の銀塩フィルム上の化学反応による撮影画像の記録ではなく、撮像素子(CCDなど)からの電気信号をデジタルデータ化して記録するデジタルカメラが普及し始め、ついにはフィルム事業関連事業を縮小するにまでそのシェアを伸ばしています。

写真を撮る時にいう掛け声として“はい、チーズ!”はみなさんご存知だと思います。

この“はい、チーズ!”という掛け声が使われるようになったのは雪印乳業のテレビCMがきっかけでした。

1963(昭和38)年に放送されていたこのCMでは、アメリカ人のカメラマンが日本人の女性モデルを撮影する際に女性の表情が固かったことから“Say cheese please”と話しかけます。

そして、女性モデルが“チーズ”と言うと自然に笑顔を作ることが出来たことから“あなたもチーズと言いましょう。チーズは笑顔を作ります。”といった内容のチーズを宣伝するためのCMでした。

このことから“チーズという掛け声=笑顔”というイメージが定着し、現在でも写真撮影の定番の掛け声は“はい、チーズ!”となっているのです。

近年はスマホのカメラの進化からなかなかデジタルカメラを持ち歩かないという人も多いかもしれません。

ですがデジカメにしてもフィルムにしてもスマホにはない魅力があると思いますので、ぜひ1台でも用意しておくのも悪くないのではないでしょうか。

 


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