クリスマス
「クリスマス」はイエス・キリストの降誕を記念する日です。
ただしイエスがこの日に生まれたという確証はなく、各宗派がそれぞれに日付を定めてイエスの生誕を祝っていものを、4世紀前半頃に教皇ユリウス1世が「イエスの生誕の日は12月25日」と定めました。
冬至の時期であるこの日前後には異教の祭が重なっており、キリスト教側が布教拡大を狙ってこの日をイエス生誕の日としたものと見られています。
日本では1874年に最初のクリスマスパーティーが開かれ、現在では宗教を越えた年末の国民行事となっています。
サンタクロースがあの色の理由
“クリスマス”とはイエス・キリストの誕生を祝う祭であり、降誕祭ともいいます。
一般的には毎年12月25日に祝われるが、正教会のうちユリウス暦を使用するものは、グレゴリオ暦の1月7日に該当する日にクリスマスを祝いますが、キリスト教で最も重要な祭と位置づけられるのはクリスマスではなく、復活祭(十字架に掛けられて死んだイエス・キリストが3日後に復活したことを記念する日)です。
キリスト教国以外でも、一般的年中行事としても楽しまれ、ジングルベルなどのクリスマスソングは老若男女問わず多くの人に親しまれています。
新約聖書にはイエス・キリストの誕生日を特定する記述は実はありません。
キリスト教においてもクリスマスは「降誕を記念する祭日」と位置づけられており、「イエス・キリストの誕生日」と考えられているわけでは無く、イエス・キリストが降誕した日がいつにあたるのかについては、古代からキリスト教内でも様々な説があったようです。
キリスト教圏ではクリスマスには主に家族と過ごし、クリスマスツリー(常緑樹で一般にモミの木)の下にプレゼントを置き、プレゼントを贈る気持ちである「愛」の日でもあります。
プレゼントを贈るといえばサンタクロースが浮かびますね。
通常サンタクロースといえば赤色の衣装が連想されますが、本来の言い伝えでは人知れずこっそりと金貨を投げ込んでいたことからも目立つ衣装では無かったはずです。
このことからも昔はサンタクロースの衣装が統一されておらず、紫や白、青い色のサンタクロースも存在していました。
赤色の服が広まったのはカトリック教会の祭服が赤色だったことを由来に、ある企業が関係しています。
それは“コカ・コーラ社”です。
このコカ・コーラ社が宣伝で使用したサンタクロースが赤色の服装をしていたため、世界中にサンタクロース=赤色というイメージが浸透したのでした。
コカ・コーラ社がサンタクロースを起用した理由としては、コカ・コーラが販売開始された当初は身体に悪いものとしてなかなか売り上げが伸びず、女性や子どもにもイメージの良いキャラクターをということがその理由のようです。
またサンタクロースがソリを“トナカイ”に引かせていることにもちゃんとした由来があります。
これにはサンタクロースが住んでいるされている北欧の地域が関係しています。
ソリを引く動物といえば犬や馬が一般的ですが、北欧ではサミー人というトナカイと一緒に暮らす遊牧民族がおり、このことから“北欧に住むサンタクロースはトナカイにソリを引かせる”というイメージになったのです。
ちなみにソリを引くトナカイは9匹いるとされており、それぞれに“ルドルフ”、“ダッシャー”、“ダンサー”、“プランサー”、“ヴィクゼン”、“コメット”、“キュープッド”、“ドナー”、“ブリッツェン”と名前が付いています。
いわゆる“赤鼻のトナカイ”は“ルドルフ”のことになるそうです。
毎年クリスマスぼこの時期になると航空機用のレーダーに未確認の飛行物体が映り、サンタクロースではないかといわれています。
大人になるとサンタクロースの存在を信じる人は少ないと思いますが、このような話を聞くと“まさか本当に…?”と思ってしまいますね。
昨日は何の日?
12月24日
今日は何の日?
12月25日
明日は何の日?
12月26日