日常で当たり前のように使っている言葉の中には、実は麻雀用語が元になっているものがあります。
麻雀に触れる機会は無くても一般的な言葉として覚えた用語も多いと思いますので、その一部を載せてみます。
・テンパる(聴牌る)
聴牌(テンパイ)は和了(アガ)りの一つ手前の状態、テンパるとはその状態になることです。
最終目的である和了りを目前にして、緊張したり手が詰まったり必要以上に思慮深くなり過ぎることから、一般用語では平常心が保てない状態、あわてふためく様を差します。
・リーチ(立直)
大当たりの一つ手前の状態、もしくはそのような状態であることを宣言する行為です。
達成されるべき状態に、もう一歩で手が届く場合にも使い、ビンゴなどでよく聞きますね。
・メンツ(面子)
元は和了を構成するために必要な牌の組み合わせの単位です。
さらに、麻雀ゲームを行うために必要なメンバー構成のことでもあります。
麻雀以外でも、何かの集まりの参加者やメンバーの事をメンツと言います。
面子と言えば“面子が潰れる”のように、世間に対する体裁を意味する言葉としても使うことがありますが、この“面子”は中国語がそのまま日本語になったそうで麻雀の面子との関連は不明です。
・アンパイ(安牌)
誰にも当たりを宣言されることのないような危険でない牌、安全牌でも同じ意味です。
誰からも脅威を感じられることのない無難な人や事柄を意味します。