ホットケーキの日
「ホットケーキの日」は1902(明治35)年のこの日、北海道の旭川市で日本の観測史上の最低気温であるマイナス41度を記録したことが由来で、ホットケーキミックスの製造・販売を行っている森永製菓株式会社が制定しました。
森永製菓株式会社によると「寒くなるこの時期に美味しいホットケーキを食べて心も体も暖めてほしい」という願いが込められているそうです。
ホットケーキ
“ホットケーキ”とは小麦粉に卵やベーキングパウダー、砂糖、牛乳、水などを混ぜ、フライパンで両面を焼いた料理で、形状としては円盤形ないし低い正円柱形をなすことが多いです。
粉と水、燃料、焼く金属製や石製の表面があれば簡単に作れるため、その歴史は古代エジプトまで遡るといわれ、古代エジプトでは人々の健康と幸福を祈り神への捧げ物として作られていました。
英語圏では“パンケーキ(pancake)”と呼び厚みは薄いものが多いようですが、アメリカで“ホットケーキ(hotcake)”と呼ぶ場合は厚めのものを指すが多くあります。
ですが、アメリカで主に食されているのは薄いパンケーキの方であり、この場合のパンとはいわゆる“パン(bread)”のことではなく、フライパンなどの平鍋で簡単に焼いて作る製法に由来するものです。
ホットケーキという名称の由来については諸説あり、ホットプレートで焼いていた事からパンケーキではなくホットケーキと言われる説や、日本でホットケーキミックスを発売した社長が“温かいケーキだからホットケーキ”と名づけたことが始まりと言う説などがありますが、どれが定かであるかはわかりません。
“ホットケーキ”とは甘みが強く厚めに焼かれてメープルシロップをかけて食べるデザートに近いもの、“パンケーキ”とは甘さを抑えて薄めに焼き、ベーコンや卵と一緒に食べるもの、として使い分けることもできますがその境界線は不明瞭で非常にあやふやなものとなっています。
日本においては明治30年代初頭に雑誌で紹介されたのが最初といわれており、1914(大正3)年に東京・上野にて現在と同様のホットケーキに似た生地のどら焼きが誕生したとされています。
戦後しばらくはどら焼きとホットケーキは混同されていたようであり、長谷川町子作の漫画『サザエさん』にてサザエが“どら焼きを焼く”と言ってホットケーキを焼いていたシーンが描写されていることからも伺えます。
日本国外ではお好み焼きがパンケーキの一種として認識されることがあるようです。
このように違いがよくわからず様々なものと混同されているホットケーキですが、そのバリエーションは多く主食としても、おやつやスイーツとしても楽しめ、簡単に作ることができるのでぜひ作ってみてはいかがですか。
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