サンドイッチデー
「サンドイッチデー」は1が3で挟まれている(サンド1=サンドイッチ)ことが由来です。
この日とは別にサンドイッチの生みの親とされるイギリスのサンドウィッチ伯爵の誕生日である11月3日も「サンドイッチの日」となっています。
サインドイッチの生まれた経緯
“サンドイッチ”とはパンに肉や野菜等の具を挟んだり乗せたりした料理のことで、簡単に調理して気軽に食べることができ、工夫次第で栄養バランスも良くなるので世界中のいたるところでよく食べられています。
この“パンに類する食材に適宜の具を挟んで食べる”という料理法は、古代ローマのオッフラ、インドのナン、中東のピタ、メキシコのタコスやブリート等、世界各地で古くから自然に発生しました。
ですが“サンドイッチ”という名前で呼ばれるのはもっと後のことです。
16〜17世紀のイギリスではただ単に”bread and meat”または”bread and cheese”などと呼ばれていました。
食べ物としての“サンドイッチ”という言葉の初出は、イギリスの歴史家であるエドワード・ギボンの日記(1762年11月24日)にあります。
なお、一般に“サンドイッチ”というものは“サンドイッチ伯爵”が命名したというエピソードを良く耳にします。
第4代サンドイッチ伯爵ことジョン・モンタギューが公衆の賭博場でカードゲームに夢中になり食事をする暇さえ惜しんだので、カードを持ったままでも食べられるようパンに具を挟んで用意させた、というのが大まかな内容です。
“サンドイッチ”はサンドイッチ伯爵モンタギューに因んで付けられた名前ではあるのですが、モンタギュー自身が発明や奨励したものではありません。
そもそも当時のサンドイッチ伯爵モンタギューは要職に付いており多忙を極めていたため、徹夜の賭博に更けるほどの時間はなかったと言われており、この話はゴシップ記事の一種が元凶ともされていますが真実は不明です。
その後中世ヨーロッパにおいてサンドイッチは始めは夜の賭博や酒を飲む際の食べ物でありましたが、その後は徐々に上流階級にも広がり始め、貴族の間で遅い夜食としても食べられるようになります。
19世紀にはスペインやイングランドにおいて爆発的に人気が高まりました。
この時代は近代工業が発展し始め、労働者階級の間では早い・安い・携帯できる食べ物としてサンドイッチは欠くことのできないものとなっていたのです。
なお第4代サンドイッチ伯爵ジョン・モンタギューの子孫である第11代サンドイッチ伯爵は“アール・オブ・サンドウィッチ(Earl of Sandwich)”という名前のサンドイッチ専門店を開きました。
イギリスでお店を始め、その後権利をアメリカに売ってしまいましたが現在でも30店舗以上ものチェーン展開を行っています。
“Earl”とは“伯爵”という意味ですので、ぜひアメリカを訪れた際は“伯爵のサンドイッチ”を食べてみてはいかがでしょうか。
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