カーペンターとは、英語で“大工”の意味ですが兄妹の苗字が“Carpenter”だったのでそのまま“Carpenters”となりました。
兄のリチャード(Richard Carpenter) が楽器を担当し、妹のカレン(Karen Carpenter)がボーカルを担当しています。
またカレンはドラムの腕も超一流でした。
“Yesterday Once More”という曲は一度完成した後、リチャードの前半部分だけを録り直したいということから急遽前半部分を録リ直して合体させたものです。
当時の編集技術はまだまだ発達していないので録音したテープを切り貼りするしかありませんでした。
しかし録り直した前半部分と後半部分をつなげても全く違和感が無く、それほどカレンのドラムはリズムが正確に捉えられていたといいます。
本人ですらどこにつなぎ目があるのかわからないほどでした。
オリコンチャートブックの集計では1970年から1989年(いわゆるレコード時代)の日本での海外アーティスト別アルバム売上枚数はビートルズに次いで第2位です。
シングル売上枚数は第1位であり、CD時代に入った後も1995年発売のベスト盤『青春の輝き?ベスト・オブ・カーペンターズ』が300万枚越えるセールスを記録するなど、日本においても時代を超越して愛され続けているグループです。
残念ながら妹のカレンが神経性無食欲症(いわゆる拒食症)の合併症による心停止のため死亡したことで、カーペンターは活動が終わりました。
その後、摂食障害の危険性の認識が深まったといわれています。