バーゲンの日
「バーゲンの日」は1885(明治28)年のこの日に、日本初の本格的なバーゲンセールを東京の呉服店が開催したことが由来です。
ですが日本初のバーゲンセールについては諸説あり、1923(大正12)年8月5日に東京の日本橋にある三越デパートが行ったバーゲンセールが日本初であるという説もあります。
バーゲンセールにはそれ用に作られた商品が存在する
“バーゲンセール”とは単にバーゲンまたはセールとも呼ばれ、小売店が商品を定価より価格を下げて大規模に売り出す催しのことです。
バーゲンセールを催すのは単価の高い商品を扱う百貨店、衣料品店、家電量販店、家具店などに多く、これらの店は季節の変化や新モデルの投入により発生する不良在庫を消化するためにバーゲンセールを行います。
一方でスーパーマーケット、ドラッグストア、食料品店など、単価の安く入れ替わりの少ない商品を扱う店舗が行う安売りは、特売または単にセールと呼ばれ、バーゲンと呼ばれることは少ないようです。
同じくお得感の強いセールとして“クリアランスセール”がありますが、こちらは日本語で在庫一掃セールとも言い、商品の入れ替わり時期、衣料品では1月と7月によくに開催されます。
これらの時期は企業や公務員の賞与などの支給直後であることから消費意欲の活性化による売り上げの向上も期待されており、特に1月は単価が高い冬物衣料が安売りされることやお年玉により中高生の消費も刺激されることにより7月より大規模なバーゲンが多く、福袋の販売を含めて一般的には“初売り”として浸透しています。
また、バーゲンには来店のきっかけ作りをその目的としている場合もあり、値段を下げてもその分大量に売れば損はしないという仕組みです。
このように消費者にとってメリットの多いバーゲンですが、バーゲンで売られている商品には主に2種類あります。
それは“正規品の売れ残りを値下げしているもの”と“バーゲン用に安価で作られたもの”です。
値下げをするので数を多く捌かなければ利益にならず、かといって正規のコストをかけたくない場合にこの“バーゲン用に安価で作られたもの”が混入する場合があります。
見分ける方法としては値札がわかりやすいかもしれません。
元の値段表記の上にシールなどで修正しているものは元々正規品で売っていた商品であり、印刷で最初から値引きされた値札が付いているものはバーゲン品として作られた商品の可能性が高いです。
ですがあくまでも可能性があるというだけなので、あまり鵜呑みにしない方がいいかと思います。
加えてバーゲン用に安く作られたものでも自分が気に入ったのであればその値段以上の価値があるのには違いないので、深く考えないことをお勧めします。
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