ドライバーの日
「ドライバーの日」は「ド(10)ライ(1)バー(8)」の語呂合せで、物流産業新聞社が制定しました。
トラック・バス・タクシーなどのあらゆるプロドライバーに感謝するとともに、プロドライバーの地位向上を目指す日としています。
現役の力士が車を運転してはいけない理由
“ドライバー(運転手)”とは自動車などを運転する人のこと、また運転を職業とする人のことで、厳密には運転士とは異なります。
運転士とは電車・気動車の運転をつかさどる鉄道職員、船舶の運転をつかさどる海員、機械などを運転する職業操縦技能者のことを指す言葉で、基本的にその資格を持った者でないと運転することが許されない場合に用いられるものです。
日本では免許を取得すれば公道を走行することは当然可能なのですが、実は免許を持っていても車の運転ができない職業があります。
それは“相撲取り”になります。
十両以上が運転できないなどメディアによって多少のずれがありますが、現役の力士は基本的に全員運転できません。
これは“身体が大きすぎる”といった身体的な理由ではなく、相撲協会が自主的に規制しているのです。
なぜこのような事態になったのかというとある事件がきっかけでした。
1985年に当時人気のあった水戸泉と蔵馬が相次いで交通事故を起こしたことを受けて、相撲協会が現役力士の運転を禁止しました。
ですが、その後も力士の車の運転による事故は度々起こり、近年でも事故を起こさなかったものの力士による車の運転が発覚し、問題となっています。
現代人の一般的な交通手段である車の運転ができないとなると、移動手段をどのようにしているのかは気になりますよね。
現役力士たちの移動手段は番付によって決められており、幕下以下は電車などの公共交通機関、十両以上はタクシー、そして幕内以上は運転手付きの車となっています。
なお、大関以上だと国技館の駐車場に停めることができ、力士が車を利用する場合は必ず運転手と同乗せねばならず、運転が禁止されていることを伺え知ることができます。
そして、自動車が利用できないゆえに普段の移動手段には専ら“自転車”に乗る力士が実は多いのです。
あの体格で自転車なんか乗れるのだろうかと思われがちですが、力士たちは自転車を驚くほど器用に乗りこなし、自転車が趣味だという力士もいるほどで、やはり一般人とは運動神経が違います。
2007年には不便と感じたのか、力士会によって自動車運転の解禁が提示されましたが、同年に力士による人身事故が発生していることもあり、認められませんでした。
近い将来は再び自動車運転の解禁が話題になるかもしれません。
運転はできなくても免許の取得はできるので、若手力士が免許取得のために自動車学校へ通うのも珍しくない光景だそうで、これは引退後を見据えての免許取得であり、若手力士の他にも引退する1年前の力士の多くも免許を取得するみたいです。
教習所に通う力士、一度は見てみたいですね。
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