天才の日
「天才の日」は10月31日という日付が「10(テン)31(サイ)」という語呂合わせであることから、株式会社天才工場が制定しました。
「株式会社天才工場」とは「誰もが一冊の本を書くことができる」との思いから1999年に吉田浩氏により設立された企業であり、数多くのベストセラーや作品を世に生みだしてきました。
株式会社天才工場によると「自分の才能に気づき、誰もが天才のひとりであることを再確認する」という事を目的としているそうです。
アインシュタインの脳は取り出されて研究の材料となっている
いわゆる“天才”とは天性の才能、生まれつき備わった優れた才能や、それが備わった人物のことです。
人の努力では至らないレベルの才能を秘めた人物を指し、極めて独自性の業績を示した人物を評価したり、年若いのにあまりに高い才能を示した人への賛辞的形容に使われ、それが歴史や社会に影響を残すに至ったレベルの人物を指すことが多いです。
“○○の天才”といったように芸術やスポーツ等様々な分野に限定した用法もよくされます。
多くの天才は精神障害に苦しむ傾向があり、ゴッホ、ヘミングウェイ、ニュートン、ニーチェも例外ではありませんでした。
2012年には創造性と狂気は紙一重とする研究結果が発表され、その後2015年では芸術的創造性と精神疾患が共通する遺伝子で発現するとする研究結果が英科学誌ネイチャー・ニューロサイエンスに発表されました。
教育の現場において一般に天才と言われるような児童は、深い理解に伴う疑問や批判精神が湧き出てしまうことから、扱い難い生徒として教師に敬遠されることもあるようです。
天才といえば聞こえが良いのですが、アンバランスに偏った才能の持ち主であることも多いため、芸術、スポーツ、学問いずれの分野でも価値観も非常識であるケースが多いとされています。
ゴッホやピカソをはじめとした天才芸術家による薬物中毒汚染(アルコールを含む)や、金銭感覚の逸脱は個人差がありますが有名です。
また、良く知られている“天才の奇行”として、ゴッホが自画像を描く際に“自分の耳が邪魔だ”と言って自ら耳を切り落とした、といったものがありますが、ゴッホはてんかんもしくは統合失調症を発症しており、この行為が“天才”故の奇行ではなく、精神病や薬物への逃行など環境からのストレスによって引き起こされた可能性もあります。
ゴッホの場合はメニエール病を発症しており激しい耳鳴りのせいで耳を切ったという説もあるようです。
天才というそれ自体の研究は未だ続いており、天才のひとりとして有名なアインシュタインは死後、その脳を取り出されて研究されています。
家族の許可を得ずに解剖されたそうで、どうしてあそこまでの天才的な発想や発見が出来たのかということを解明するためだったそうです。
その後、脳は切り分けられてしまい研究者たちの手に渡ったので、そのままの形で現存している訳ではありません。
脳を薄くスライスして、顕微鏡で観察しやすくするために染色しスライドガラスに乗せられ、ぱっと見では脳なのかどうかということは分からないようです。
いくらなんでも家族の許可を得ずにそこまでやるかという印象を受けますね。
それをやろうという発想が狂気と天才は紙一重ということの裏付けかもしれません。
アインシュタインの脳の研究の結果、その脳は非常に軽いことが判明し、よく言われる頭の良し悪しというのは脳の重さと必ずしも結びつくということでは無いようです。
アインシュタインは学校の成績は非常に悪く“落ちこぼれ”の烙印を押されていたようなものだと、本人が語っており、Appleを開発したジョブスも成績は悪く落ちこぼれだったとされています。
“勉強ができる”ということと“天才である”ということは、必ずしも結びつくものではないということの証明かもしれないので、もしかしたら一見凡人の自分でも実は天才的な才能を発揮する分野があるかもしれないと思うとなんだかワクワクしてきますね。
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