マナーの日
「マナーの日」は日本サービスマナー協会が設立された日が2008年10月30日であることから、NPO法人である日本サービスマナー協会が制定しました。
日本サービスマナー協会によると「ビジネスマナー、一般マナーなど、あらゆる場面において必要不可欠なマナーについて見直し、生活に役立ててもらう」という事を目的とているそうです。
マナーとエチケットの違い
“マナー”とは一般的な行儀・作法のことを指すもので、多くの場合にその様式は煩雑で堅苦しく感じられるものですが、社会の中で人間が気持ち良く生活していくための知恵でもあります。
マナーは国や民族、文化、時代、宗教のさまざまな習慣によって形式が異なり、また個人間でも価値観や捉え方による差異が生まれるもので、ある国では美徳とされていることが他の国では不快に思われるケースも存在します。
例えば日本では食事の際には椀を持ち上げて食べることが一般的ですが、諸外国では逆に皿を食卓に置いたまま箸や匙、フォークを用いるのが一般的であり、食器を持って食べると“乞食のようで卑しい”と批判されることなどです。
“マナー”に似た言葉で“エチケット”というものがあり、両者とも日本語では行儀や作法の事になりますがなんとなく使い分ける方も多いと思います。
“マナー”は規則というほど厳しいものではないが、社会的に望ましいとされる約束事に沿った言動や態度であり、社会性の問題、伝統や習慣から生まれたルール・作法がマナーになり、人に接する時の態度に限らず行動一般に使われる言葉でエチケットよりも広い範囲がその対象です。
一方で“エチケット”は人と接する時の言動・態度の意味で使うことが多く、対面している相手を不快にさせないといった心配りの意味合いが強いものになります。
人間が本来持っている思いやりや優しさからくる気配りが、エチケットであるといえるかもしれません。
どちらも社会を円滑に生きていくためには必要不可欠なものですね。
マナーとは“他者を気遣う”という気持ちの現れであり、相手を不快にさせないように個人個人が考えを巡らして行動すべきものなのですが、“他者を気遣う”ということよりマナーをマニュアル化してしまい、マニュアルに沿って行動しているかどうかでマナーの善し悪しを判断してしまう場合があるようです。
例えばビジネスマナー等でそういった傾向が見られ、結果として命令や規範がなければ行動できない、マニュアルに載っていること以外の対応力に欠け臨機応変に“考える”ことをしない、といった弊害があるのではとの意見もあるようです。
さらにはマナーを強要、押し付けてくる場合も存在します。
マナーはあくまでも個人が自発的に守るものですので、マナー違反だからといってトラブルに発展させるのは良くありません。
トラブルにならないよう、最低限のマナーをあらかじめ皆がそれぞれ把握しておくようなことは大事かと思われます。
昨日は何の日?
10月29日
今日は何の日?
10月30日
明日は何の日?
10月31日
・天才の日