ワッフルの日
「ワッフルの日」は「ワッフル(ワン=1、フル=2)の日(1)」という語呂合わせが由来で、兵庫県神戸市に本社を置いている株式会社新保哲也アトリエが制定しました。
株式会社新保哲也アトリエではワッフルケーキ専門店である「ワッフル・ケーキの店 R.L」などの運営をしており、1号店がオープンしたのが1991年12月1日であったことも由来のひとつのようです。
株式会社新保哲也アトリエよると「ワッフルという食文化やその魅力を多くの人に伝えて広める」ということを目的としています。
地域によってかなり違うワッフル
“ワッフル”とは焼き菓子の一種で、本来は小麦粉、鶏卵、バター、牛乳、砂糖、イーストなどを混ぜて醗酵させて作った生地を、格子模様などを刻んだ2枚の鉄板(ワッフル型)に挟んで焼き上げた菓子です。
ワッフルはあの独特の形状が特徴ですが、あの形状に焼くための鉄板をワッフル板(ワッフル・アイロン)といい、ワッフル板で挟みこむ事によって生地の中まで火が通りやすくする為にあります。
ワッフルは英語で“waffle”といい、これはオランダ語のミツバチの巣を意味する“waba”に“el(名詞語尾)”を足したことからきており、六角形ではないですが、ミツバチの巣のように同じ凹んだ形状が並んでいます。
つまり“生地の中に火が通りやすくする為”の工夫と、それにより出来上がった見栄えがミツバチの巣のように見えたことから“ワッフル”と付いたのです。
ベルギーの首都ブリュッセルやリエージュのものが有名であり、“ベルギーワッフル”とも呼ばれます。
原型は古代ギリシャの“オベリオス(パンの総称)”とされ、宣教師によってヨーロッパ各地に伝わっていきました。
ワッフルは地域によってかなり差があり、スポンジケーキのようにふわふわしたものから、パンのようにもちもちしたもの、ビスケットのようにカリッとしたものまで様々あり、温かいうちにジャムやホイップクリーム、メープルシロップなどをつけたり、フルーツを添えて食べられます。
ベルギーワッフルは主に“ブリュッセル風”と“リエージュ風”の2つに分けられ、“ブリュッセル風”は長方形の生地台にフルーツやクリーム、チョコレートなどを載せたもので生地は柔らかく味は薄めにされており、“リエージュ風”は日本で多く見られる丸形のもので、そのままでも味わえるように生地そのものに砂糖などで味付けをして固めに焼いてあるのが特徴です。
また、日本では文字や模様のついた楕円形に焼かれたワッフルでカスタードやジャムなどを包み込んだものも多いです。
オランダではベルギーワッフルを薄く堅く焼き、間にはキャラメルクリームなどが挟まれている“ストロープワッフル”が主流です。
アメリカはかなり特徴的で、醗酵時間を節約するためにイーストの代わりに重曹とベーキングパウダーで膨らませることが多く、間食としてだけでなく朝食として供される場合もあります。
そして、現在アイスクリームの台座としてワッフル状のコーンが用いられることがありますが、これは1904年のセントルイス万国博覧会の会場にて、不足したアイスクリームコーンの代わりにワッフルを薄く巻いて容器の代わりにしたことが最初です。
ワッフルはワッフル粉という独自の材料を使用し、ワッフル・アイロンが必要など家庭で作るには少し敷居が高いかもしれません。
ですが世界中で様々な形で楽しまれているので、朝食やおやつとしていつでも作れるようになっておくとお洒落な気もしますね。
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