オーケストラの日
「オーケストラの日」は「み(3)み(3)に一番」「み(3)み(3)にいい(1)ひ」(耳に良い日)の語呂合せと、春休み期間中であり親子揃ってイベントに参加しやすいことから、日本オーケストラ連盟が2007(平成19)年1月に制定し、その年から実施しています。
オーケストラの奇妙な曲
“オーケストラ”とは音楽の一種である管弦楽(管弦楽曲)、または管弦楽曲を演奏する目的で編成された楽団(管弦楽団)のことです。
オーケストラという語はギリシャ語のオルケストラに由来するもので、これは舞台と観客席の間の半円形のスペースを指しており、舞台で合唱隊(コロス、コーラスの語源)が舞を踊ったりする際に、楽器の奏者達がそのスペースから音楽を奏でていました。
現在のように楽団がメインだったわけではなく、他の演目に付随する音楽を提供する影の存在だったのです。
弦楽合奏に管楽器の加わった管弦楽の起源としてはヴェネツィア楽派の大規模な教会音楽や、その後のオペラの発展が影響しており、古典派期には交響曲や協奏曲、オペラの伴奏として大いに発展し、コンサートホールでの演奏に適応して弦楽を増やし大規模化、またクラリネットなど新しい楽器が加わって現在のような形となりました。
さらに管楽器の数や種類が増え、打楽器も加えられた他、時にはピアノなどの鍵盤楽器やハープが登場するようにもなります。
楽器の規模が大きくなると当然人数も増えてきますが、同じオーケストラ内でも演奏する楽器によって報酬に違いがあるのかと疑問に思った方もいるのではないでしょうか。
常時演奏してる楽器に比べたら、要所要所でしか出番がないシンバルのような楽器は少なくなるような気もするかもしれませんが、実際はそんなことはないようです。
曲の頭から最後までを通しで演奏するバイオリンであろうが、最後の締めだけにしか使われない場合もあるシンバルまで、支給される報酬額は一律と言われています。
オーケストラでは固定給、公演回数による歩合制などいくつかの給与形態が存在しますが、多くのオーケストラは楽器による給与の差のない完全固定給制をとっているようです。
ちなみにシンバルも一見簡単そうですが素人がやるのとプロがやるのでは明らかに音色の深さが違うと言われており、出番が少ない=絶対にミスが許されないというプレッシャーも他の楽器に比べて強いのではないでしょうか。
また、シンバルの奏者の多くはその曲の中で別の出番の少ない楽器を掛け持ちする場合が多く、実は忙しい一面もありますので、注目してはいかがでしょうか。
オーケストラが演奏する曲は様々ありますが、中には奇妙な曲も存在します。
マウリシオ・ラウル・カーゲルによって作曲された“ティンパニとオーケストラのための協奏曲”という曲があり、この曲では曲の最後にティンパニに向かって奏者が頭から突っ込むことになっており、そのことがきちんと楽譜でも指示されています。
カーゲルの音楽はとてもパフォーマンス的な要素が強く、他にも“フィナーレ”という曲中には“指揮者が倒れる”というシーンも登場します。
カーゲルの楽曲以外にも、オーケストラにはタイプライターで演奏したり、大砲を使って演奏するなど様々な楽曲が存在しているので調べてみてはいかがでしょうか。
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