118番の日
「118番の日」は1月18日の「1」と「18」の数字の並びが、海上保安庁への緊急通報用電話番号である「118」と同じであることが由来で、海上保安庁が2011(平成23)年から実施してします。
海上保安庁によると「海での事件や事故の重要性を理解してもらい、海の安全確保に役立てる」ということを目的としており、この日には海上保安庁への緊急通報用電話「118番」を広く知ってもらうための活動などが行われているそうです。
また同じく語呂合わせが由来の緊急通報用電話番号の記念日として1月10日が「110番の日」、11月9日が「119番の日」となっています。
海の「もしも」は118番
“118番”とは日本における海上での事件・事故の緊急通報用電話番号で、キャッチコピーは“海の「もしも」は118番”です。
かつて1948年10月1日から1954年7月1日まで、118番は名古屋地区で警察を呼ぶ場合の番号でした。
東京が110番であり、大阪市、神戸市、京都市などは1110番、名古屋は118番を使っていたのですが、利用者に混同をきたすことから、1954年7月1日の新警察法施行をもって警察への緊急通報は110番に統一されました。
その後2000(平成12)年5月1日施行の改正電気通信事業法施行規則により110番、119番の緊急通信と同様に扱われる番号として運用が開始され、船舶電話からは海上保安庁運用司令センター、船舶電話以外の電話(一般加入電話、公衆電話、携帯電話、PHS)からは全国11ヵ所の各管区海上保安本部に接続されます。
海難事故のみならず海上における不発弾(機雷等)発見、密航・密輸、不審船情報や海上環境事犯の通報先ともなっており、2010年3月31日までで、約52,000件の通報があり、約19,000人と船舶6,000隻が救助され、また密漁や密航・密輸などの事犯についてもその多くが目撃者からの通報により解決されてきました。
ですが、他の110番や119番に比べて知名度が低いためか有効通報の割合は1%程度と低く、これは海難事故そのものの発生率が比較的低く馴染みにくいということも関係していると思われます。
また、116番(電話の新設・移転)や117番(時報サービス)、186番(非通知解除設定)、104番(電話番号案内)、110番、119番などへの間違い電話やいたずら電話が大半を占め、各地の海上保安本部は頭を悩ませているようです。
しかし海上保安庁は警察・消防とも緊密な連携をとっており、海の事件事故の際に118番に電話すべきところを誤って110番や119番に通報してもすぐに海上保安庁に電話が取り次がれますので、いざという時のために覚えておきましょう。
118番のほか海上保安庁本庁、各海上保安部署の緊急電話番号局番“+4999(至急救急)”も現存しており、どちらにかけても通報がかのうです。
なお、2007(平成19)年4月1日からはGPS機能付き携帯電話からの通報で通報者の位置情報が緊急通報位置通知として、自動送付されるようになっており、あまり悪質ないたずらや執拗な冷やかしについては直ちに逆探知し、厳正に対処することとしているそうですので決してやらないようにしましょう。
昨日は何の日?
1月17日
今日は何の日?
1月18日
明日は何の日?
1月19日