国立公園指定記念日
「国立公園指定記念日」は1934(昭和9)年のこの日に、内務省が瀬戸内海・雲仙(現在の雲仙天草)・霧島(現在の霧島屋久)の3か所を国立公園に指定し、日本初の国立公園が誕生したことが由来です。
イエローストーンが本気を出した場合の影響
“国立公園”とは国が指定し、その保護・管理を行う自然公園のことです。
国際自然保護連合(IUCN)は管理の介在の度合いによって保護地域を6つに区分し、国立公園はそのうちのカテゴリーⅡ、“特別な自然現象の保護を主目的として管理される地域”とされており、この定義に適合する国立公園は世界に約7,000も存在します。
世界最初の国立公園は1872年に第18代アメリカ合衆国大統領のユリシーズ・S・グラントによって指定されたイエローストーン国立公園となります。
現在のアイダホ州、モンタナ州、ワイオミング州の3つの州に跨る巨大な国立公園です。
この国立公園には様々な間欠泉や温泉、地熱による観光スポットが散在していることで有名ですが、グリズリーやオオカミ、アメリカバイソン(バッファロー)やエルクの群れが生息していることでも知られており、“イエローストーン生態系”と呼ばれるほど手つかずの巨大温帯生態系が存在します。
アメリカで最も人気のある国立公園となっています。
またこのイエローストーン地区は北アメリカ大陸最大の火山地帯であり、2014年には1900回もの地震を記録しています。
火山活動は現在も続いており地盤の上昇や隆起が各地で観測され、人気スポットだったノリス間欠泉地帯は地面の温度が100度を超えた地点が出たり、新しい間欠泉が出現、遊歩道まで熱泥が溢れ出したため2003年に立ち入り禁止となりました。
イエローストーンは60〜70万年前後の周期で巨大噴火を起こしており、前回の巨大噴火より既に60万年が経過しているので、いずれ近いうちに巨大噴火が起こることが予想されています。
イギリスの科学者によるシミュレーションではもし破局噴火が起きた場合、3〜4日内に大量の火山灰がヨーロッパ大陸に着き、米国の75%の土地の環境が変わり、火山から半径1000km以内に住む90%の人が火山灰で窒息死し、地球の年平均気温は最大10度低下し、その寒冷気候は6年から10年間続くとされています。
火山といえば日本の“阿蘇山”も実は負けていません。
阿蘇山は熊本県阿蘇地方に位置する活火山で、巨大なカルデラ地形が特徴です。
観光地としても有名ですが、この阿蘇山は全盛期の富士山の600倍に相当するエネルギーを持っており、もし阿蘇山が破局噴火すれば九州はもちろん山口県まで焼き尽くしてしまうといわれています。
ちなみにイエローストーンは全盛期の富士山の2500倍と文字どおり桁が違いますので、地球規模での壊滅は必死です。
人類にこれを防ぐ手段はないでしょう。
ただただ噴火しないことを祈るばかりですね。
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