ビキニスタイルの日
「ビキニスタイルの日」は1946年のこの日、フランスのルイ・レアールが、世界で最も小さい水着としてビキニスタイルの水着を発表したことが由来です。
発表の4日前にアメリカが原爆実験を行ったビキニ環礁からその名前がとられたそうです。
当時はあまり女性が肌を露出する機会は少なかったため、身体を小さな布だけで覆ったビキニスタイルはとても刺激的であり、ファッション業界に大きな衝撃が走ったとされています。
「ビキニ」以外にも実は小さい布だけの水着である「アトム」というものも発表されていましたが、こちらはあまり流行しなかったため、「ビキニ」という水着と言葉だけが生き残ることとなりました。
ビキニ禁止という法律の驚くべき理由
ビキニとはトップスと短いパンツ(ボトム)の組み合わせによるセパレート型女性用水着で、ビキニ・スタイルとも呼ばれるものです。
1946年7月1日、マーシャル諸島のビキニ環礁で米国によって、第二次世界大戦後初の原爆実験(クロスロード作戦)が行われました。
この実験の直後の1946年7月5日にルイ・レアールが、その小ささと周囲に与える破壊的威力を原爆にたとえ”like the bomb, the bikini is small and devastating”、ビキニと命名してこの水着を発表するのです。
“水爆実験になぞらえた”と誤って言われることがありますが、ビキニ環礁における最初の水爆実験は1954年3月1日の“キャッスル作戦・ブラボー実験”で、この水着の発表の8年後のことです。
発表当時から肌の露出度がかなり高い水着であり、あまりの大胆さから当初はほとんど着用されず、アメリカでは1960年代初頭まで一般的なビーチでは着用禁止とされていました。
それでも現在のものに比べれば、同じ“ビキニ”というカテゴリーだが地味なものでした。
現在でも一部禁止されているビーチがあります。
イタリアの北西部にあるリグーリア州インペリア県は、地中海の一部であるリグリア海に面しています。
気候が温暖で風景も美しいことから、リグリア海を臨むリビエラ海岸は観光地としてひろく世界に知られています。
多くの女性たちが海水浴を楽しむ姿が見られるのですが、この海岸沿いにあるディアーノ・マリーナという市で、物議を醸す条例が1996年6月に施行されました。
“90-60-90条例”と通称される条例で、スタイルの良い魅力的な女性でなくては市内のビーチでビキニを着てはいけないというのがその内容です。
良いスタイルのガイドラインとなるのが、その名前の通りの数字で示されているスリーサイズです。
しかも取り締まりの監視員まで配置されており、違反するとまず口頭で注意され、それでも従わないと始末書を書かされ、最後には罰金を科せられてしまいます。
日本には1950年に輸入されましたが、一般に着用されるようになったのは1970年代になってからとなります。
キャンペーンガールであったアグネス・ラムのビキニ姿のポスターが人気だったそうです。
1980年代中期から後期の日本では一時ビキニが廃れ、ワンピースが復活しました。
これは水着メーカーの作り上げた流行にもよるもので、こうした逆風から再びビキニが台頭するのは、へそ出しルックが流行りだした1990年代中期になってからです。
以後、海やプールではビキニを着る女性は多くなっています。
一般的にワンピースタイプよりもビキニタイプの方がスタイルが良く見えるとされていますので、これからのシーズンはビキニに挑戦してみるのもいいかと思います。
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