石炭の日

イメージ_石炭

「石炭の日」は「ク(9)リーンコ(5)ール」の語呂合せで、通商産業省(現在の経済産業省)の呼びかけにより、日本鉄鋼連盟・電気事業連合会・日本石炭協会等8団体が1992年に制定しました。

エネルギー源としての石炭のイメージアップを図り、ほかの化石燃料に比べて二酸化炭素の発生量が多い石炭をクリーンなエネルギーとするための技術開発に取り組んでいることをPRする日であり、火力発電所の一般公開等が行われるそうです。

石炭の利点、欠点

“石炭”とは、古代(数億年前)の植物が完全に腐敗分解する前に地中に埋もれ、そこで長い期間地熱や地圧を受けて変質(石炭化)したことにより生成した物質の総称で、見方を変えれば植物化石でもあります。

石炭は古くから、産業革命以後20世紀初頭まで最重要の燃料として、また化学工業や都市ガスの原料として使われてきました。

第一次世界大戦前後から、艦船の燃料が石炭の2倍のエネルギーを持つ石油に切り替わり始め、戦間期から中東での油田開発が進み、第二次世界大戦後に大量の石油が採掘されて1バレル1ドルの時代を迎えると産業分野でも石油の導入が進み(エネルギー革命)、西側先進国で採掘条件の悪い坑内掘り炭鉱は廃れていきます。

しかし1970年代に二度の石油危機で石油がバレルあたり12ドルになると、産業燃料や発電燃料は再び石炭に戻りましたが、日本国内で炭鉱が復活することはありませんでした。

豪州の露天掘りなど、採掘条件の良い海外鉱山で機械化採炭された、安価な海外炭に切り替わっていたからであり、海上荷動きも原油に次いで石炭と鉄鉱石が多く、30万トンの大型石炭船も就役しているほどです。

他の化石燃料である石油や天然ガスに比べて、燃焼した際の二酸化炭素 (CO2) 排出量が多く、地球温暖化の主な原因の一つとなっており、また、硫黄酸化物の排出も多くなっています。

石炭は燃料としては最も埋蔵量が多い地下資源ですが、採掘・運搬・使用(燃焼)に際して不利な点も多くなります。

また、石油・ガスのような流体ではないことや核燃料のようにコンパクトではないことは、輸送のコストを押し上げる要因ではありますが、一方では輸送や貯蔵に際しての事故やテロによる被害の規模を抑制する要因でもあるのです。

ですが、エネルギーが小さい、固体のため、採掘・運搬・貯蔵に際してコストがかかる、天然ガスより熱効率を上げにくい、大気汚染の原因になるなどの欠点も多くあり、炭鉱事故などの可能性も考えられます。

日本でも主要なエネルギー源は石油や天然ガスにとって変わられましたが、2007年度時点で年間60万トン体制での採炭を続けています。

この炭鉱のある釧路炭田は、推定埋蔵量20億トンと大規模で炭層が厚く水平に広がり、機械化(SD採炭)採掘が容易であることから、採炭技術の継承と海外技術者の研修受入先としても活用されているようです。

近年では全くと言っていいほど見かけなくなった石炭ですが、木炭や竹炭などはエネルギー源として利用する以外の利用法もいつか開発されています。

その時には今は閉山されている各地の炭田も復活する可能性もあるのかもしれませんね。

 


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