世界トイレデー
「世界トイレデー」は2001年この日に世界のトイレを研究しているシンガポールのJack Sim氏がWorld Toilet Organization(世界トイレ機関、WTO)を設立したことが由来で、2013年7月24日の国連総会で国連の記念日として実施することが決議されました。
日本ではトイレに行きたくなった時にいつでもいけるように設備が整っていますが、世界では25億人の人がトイレが満足に使えない状態となっており、今でも下痢性の疾患で亡くなっている人が1日に約1500人ほどいるとされています。
このようにトイレの問題のみならず下水処理や屋外で排泄することを根絶するために、世界トイレ機関は活動を行っており、「世界トイレ機関」によると「トイレに関する多岐に渡る衛生面の問題を提起し、政策化を吸く新する」ということを目的として「世界トイレデー」を制定したようです。
三角折り
商業施設やホテルのトイレではよくトイレットペーパーが“三角折り”されているのを見かけると思います。
“三角折り”とは、その名前の通りトイレットペーパーの端を三角に折ることであり、ホテルなどの客を迎える場所でトイレットペーパーが清潔であることを示すことで、行き届いた管理と細部への配慮を感じさせ客に良い印象を与えるものです。
通常はトイレットペーパーの巻紙の先端を三角またはV字型にすることが多く、先端の2つの角を対称に折り曲げて巻紙の先端を尖らせるのが一般的なのですが、扇形などもっと豪華な形にすることもでき、海外のホテル業界では豪華な三角折りを“Toilet paper folding”、“Toilet paper origami”、“Toilegami”、などと呼称し、凝った三角折りのやり方が世界中のホテルで真似されたり真似したりしています。
ホテルのトイレの三角折りだけを撮った写真集も出版されており、出版社によると世界中のホテルによって新たな三角折りを生み出す試みが続いているとのことです。
かつて三角折りのことを“ファイアーホールド”と呼び、これは“アメリカの消防士が用を足している最中に緊急出動の要請が来た際、素早く対応するために考案した”という説がありましたが、調査の結果そんな事実はありませんでした。
欧米では日本と違ってトイレットペーパーの取り出しが奥側になっていることも多く、三角折り自体さほど意味を成せないことからもこの“ファイアーホールド説”は嘘のようです。
三角折りは清掃終了のサインであることからもホテルが発端で、1968年に日本初のビジネスホテルチェーン“法華クラブ”が始めた、と言うのが有力な説とされていますが、最初に三角折りを始めたのは1966年の銀座のクラブのホステスさんだといわれています。
そのホステスさんは折り鶴が好きでよくお客さんに配っていたそうですが、トイレットペーパーを見て“折り紙みたい”と三角に折ったのが切っ掛けとされ、三角折りが逆さ富士みたいでトイレにマッチしていると思ったそうです。
世界中に広まりつつある三角折りですが、実は否定的な意見もあります。
というのも見栄えが良くなるからといって自分でやる、ということは用を足した後に手を洗わないでトイレットペーパーを触っている可能性が高く、不潔に感じてしまう人も多いのです。
いかにも素人っぽい三角折りがなされているとその部分をちぎって使うという人もおり、清掃業者なのか手を洗ってない人なのか判別しづらい以上、衛生面をきにする人が三角折り自体を忌避していまうのは仕方ないことだと思います。
ある調査では6割もの人が三角折りに不快感を感じていたともされ、従業員の方が掃除をした合図としてならばいいのですが、一般人がやる“次の人のために”との心遣いは実は迷惑になっている可能性が高いのです。
トイレをきれいに使うのは当然ですが、三角折りは自分ではしない方が無難です。
昨日は何の日?
11月18日
・土木の日
今日は何の日?
11月19日
明日は何の日?
11月20日
・ピザの日
・毛皮の日