まつ育の日
「まつ育の日」は「まつ(12)いく(19)」という語呂合わせで、エイジングケア商品の研究や開発・製造販売なども手掛けているアンファー株式会社が制定しました。
アンファー株式会社によると「年間毎日のようにメイクをして負担や試練をかけてきたまつ毛をしっかりと労ってあげる」ということや、「毎日まつ毛のケアをするいわゆる『まつ育』をすることによって、より多くのまつ毛を輝かせる」ということをその目的としているようです。
つけまつげのかける負担は力士一人分
“まつげ”とはまぶた(眼瞼)の端に生える体毛のことで、日本語の表記にはまつ毛、睫、睫毛(しょうもう)などがあります。
眉毛は人間独特のものになりますが、まつげはさまざまな哺乳類に生えており、哺乳類以外の動物でもまつげがあるものは存在します。
まつげは一般的な体毛より太くて長さが揃っており、上下の眼瞼に3〜4列の幅をもって生えている毛で、通常上眼瞼の方が下眼瞼よりも長いです。
まつげには埃などの異物が目の中に入るのを防ぐ機能があり、上側がより発達するのもこの機能に関連していると考えられています。
また洞毛(哺乳類の口吻近くにある一般に“ヒゲ”と呼ばれる毛状の感覚器官)と同様に神経系は、まつげへのものの接触を感知し反射で眼瞼を閉じるなどの行動が引き起こされ、これは眼球を守るのに役立っています。
同じ毛でも睫毛の長さは頭髪にくらべてかなり短くなりますが、これはその成長期間が頭髪よりも短いためです。
一日に0.7〜0.17mm程度しか伸びず、伸びきる前に生え変わるので髪のように長くならないのです。
すべての文化に共通とはいえないものの、まつげが長いことが“女性らしさ”とされる文化は多く、化粧によって人為的により良く見せるという行為は古来より行われていました。
まつげを彩る化粧の発祥は青銅器時代にまで遡り、その時代にはコール(kohl)と呼ばれるマスカラの一種がすでにあったようです。
現代ではまつげの強調は目の強調とほぼ目的を同じにしており、マスカラ、アイシャドー、アイライナーなどと組み合わせられ」、総合的にアイメイクと呼ばれるものになっています。
20世紀には“つけまつげ”がポピュラーになり1960年代にそのブームはピークを迎えます。
この“つけまつげ”は一見重さなんてないように感じますが、実は非常にまぶたに負担を掛けていることをご存知でしょうか。
仮に一年間毎日のように使用し続けた場合、まつ毛やに力士一人分の負荷を与えることになるといわれています。
さらに、自分のまつ毛自体の成長が阻害されることから、まつ毛が生えにくくなったり状態が悪くなるのです。
つけまつげをつける→まぶたに負担がかかって状態が悪くなる→悪くなった状態を隠すためにつけまつげをつける→悪化するの悪循環を防ぐためにはやはり毎日の使用は止めるべきかもしれません。
近年ではまつげを太く長く丈夫にする効果が期待できるという“まつげ美容液”なる製品も市場に出回り始めています。
効果があるかどうかはわかりませんが、つけまつげに頼りたくないという人は試してみてはいかがでしょうか。
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