城の日
「城の日」は四(し)六(ろ)で「しろ」の語呂合せで、兵庫県姫路市が1991年に、日本三大名城の一つ姫路城を中心とした市の復興の為に制定しました。
城に松の木が植えられている理由
これは景観の目的ではなく、“非常食”の目的で植えられていました。
松葉は殺菌力があることでも知られていますが葉緑素やビタミン、ミネラルが含まれており篭城する際の非常食として重宝されたそうです。
中国には松の葉や実、樹脂だけを食べて仙人になったという逸話が残されているほどで、日本でも不作の年は松で飢えを凌いできました。
歴史上の大飢饉の際は街道の松が丸裸にされるほどでした。
松の荒い皮を取り除き、白い部分の生皮を臼でついて水に浸し、密閉しておくと、やがて苦みや臭みが抜けます。その汁を皮でこして干すと粉ができるので、その粉を麦の粉などに混ぜて餅をつくったそうです。
城主になりたい
ヨーロッパでは“城を個人で所有する”のは実は良くある話で、値段は数千万円から数億円ほどかかるとか。
では日本ではどうでしょうか。
残念ながら日本の現存している城郭のほとんどが国や自治体の所有になっていて、個人で所有するのはまずないと思います。
愛知県の犬山城などはかつて成瀬家が代々個人で所有されていましたが文化財を後世に残すには組織で管理した方がよいという理由から財団法人に所有権が写されています。
熊本城では“一口城主制度”という変わった制度を採用していました。
これは個人・法人・団体に関わらず一口(1万円)の寄付をすれば“一口城主”として認められるというもので一口城主には記念城主証や城主手形という優待券が発行されたり、天守閣の中に芳名板として名前を残したりできます。
この制度は明治時代の戦争で焼失してしまった熊本城を復元したいという想いで平成10年から始まっており、一時期休止していましたが平成28年度熊本地震での被害を受け、“復興城主”として再び募集しています。
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4月5日
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