ドレミの日
「 ドレミの日」は1024年のこの日、イタリアの僧侶ギドー・ダレッツオがドレミの音階を定めたことが由来です。
この日に開かれる「洗礼者ヨハネの祭」の日の為に、ギドーが合唱隊に「聖ヨハネ賛歌」を指導し、その曲の各小節の最初の音がドレミの音階ができる元になったとされています。
絶対音感のメリット、デメリット
“絶対音感”とは、聴こえてくるすべての“音”を音程(ドレミ)で判断できる能力の事をいいます。
例えばピアノの鍵盤なら、鍵盤を弾く前に“ここを弾くとこの音程が鳴る”という“その音程”を判断し歌う事、楽譜にする事が出来ます。
またその逆で、どこかの鍵盤をひとつ弾いた時、“何の音(音程)が鳴ったか”というのも 鍵盤を見ずに聴いてわかります。
そして絶対音感を持っている人は、救急車のサイレンの音は、“ピーポーピーポー”と聴こえてくるのと同時に例えば、“ドレミ”の“シーソーシーソー”と、聴こえてきます。
救急車が自分から遠く離れていくとサイレンの音程は低くなり、これを“ドップラー効果”と言いますが、それも音程が低くなったと思うと同時に、最初の“シーソー”から、半音下がった“シ♭ーソ♭ー”と、サイレンそのものの音と重なって聴こえ、サイレンが遠く聴こえなくなる時には、最初の音程から全音程度下がって“ラーファー”と聴こえます。
これは救急車が“ドレミ”で歌ってくれているわけではありません。
音を聴いた“瞬間”に“音程”が判断できるので、“そのものの音”と重なってドレミで聴こえてくるのです。
絶対音感のメリットは
・楽譜だけを見て正確に歌える
・楽譜がなくても正確に音が拾える
などがあり、音楽関係のプロの現場では役に立つ場合も多いそうです。
ですが絶対音感はメリットだけではありません。
絶対音感を持つ人は、たとえば調律されていないピアノの音のような少しのズレでも、気持ち悪く感じてしまい、不協和音や動物の鳴き声、救急車の音、あるいは水滴が落ちる音すら耳障りに感じるのだそうです。
また、ある程度の絶対音感があると、音が言葉のように聞こえてしまい煩わしく思うこともあり、例えば重厚なはずのクラシック音楽が、全てドやレのようなたくさんの言葉で語りかけてくるように聞こえてしまいます。
絶対音感という音楽の才能があるがゆえに、かえって音楽を音楽として楽しめないと悩む人も少なくないといわれています。
また“絶対音感”という名称のせいか何でもドレミで聴こえる印象を受けますが、そこまで鋭いケースはなかなか無いそうです。
手をパンッと叩いただけの音などは正直普通の絶対音感所持者にはわかりません。
“これはわからない”と答えても、絶対音感なのに?などと言われたりするケースもあるみたいです。
ドレミに当てはまらない周波数を出されてもドレミでは答えようがないのです。
ですので絶対音感を持っている人達はこの手の話がめんどうで嫌いな場合があるので、もし周囲に絶対音感を持つ方がおられたら留意しましょう。
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