オリンピックデー

イメージ_メダル「 オリンピックデー」は1894年のこの日、国際オリンピック委員会(IOC)がパリで創立されたことが由来です。

フランスのクーベルタン男爵の提唱によりオリンピック復興に関する国際会議がパリで開催され、1896(明治29)年にアテネで第1回オリンピック大会の開催することを決議し、国際オリンピック委員会を組織しました。

日本では日本オリンピック委員会(JOC)国際協議課が1948(昭和23)年から実施しています。

意外と安い?メダルのコスト

“オリンピック”とはご存知の通り4年に一度開催されるスポーツの祭典で、夏季大会と冬季大会の各大会が4年に1度、夏季大会は西暦で4の倍数の年、冬季大会は4の倍数でない偶数の年で2年ずらして開催されています。

そして優勝すれば金メダルが授与されますが、このメダルは材質などについてもちゃんと規定されており、

“メダルは、少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリでなければならない。1位及び2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であるものでなければならない。また、1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り(又はメッキ)が施されていなければならない”

とあります。

つまり1位の金メダルは実は銀、それも純銀ではなく混ぜ物をした銀にメッキを施したものなのです。

ちなみに銀メダルの素材は銀が93%と銅が7%、銅メダルの素材は銅97%と亜鉛・すず3%、となっています

金メダルが純金ではないということからその価値はかなり落ち、ロンドンオリンピックの時にその時の相場では以下の通りの原価だと発表されました。

・金メダルの原価 4~5万円

・銀メダルの原価 2万円

・銅メダルの原価 300円

上記の通り特に銅メダルは実はかなり安くなっています。

このように金メダルが純金でなくなった理由には以下のような経緯があります。

かつて1912年のストックホルム夏季五輪までは純金製の金メダルが使われていました。

ですが競技数はあまり変わらないが、種目数がどんどん増えることによりメダルの総生産数が増えてしまい、開催国により資金力も差があり、開催国への負担を減らすために現在の形になったとされています。

また、純金というのは非常に柔らかい金属なので強度を増す目的で混ぜ物をした銀をベースにしています。

オリンピックのメダルは確かに安い原価で作られたものですが、4年に1度のスポーツの祭典で優勝すること、入賞すること、参加することに大きな価値があると思いますので、ぜひ選手達を応援しましょう。

 


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