野菜の日
「野菜の日」は「や(8)さ(3)い(1)」の語呂合せで、全国青果物商業協同組合連合会など9団体の関係組合が1983年に制定しました。
「野菜の栄養価やおいしさを見直してもらう」ということが目的のようです。
野菜の雑学いろいろ
“野菜”とは一般には食用の草本植物をいうのですが、野菜の明確な定義づけは難しい問題とされてるようです。
野菜の多くは無機塩類やビタミン類、食物繊維、抗酸化物質を含むフィトケミカルが豊富で、癌予防を含めた各種健康維持に役立っています。
ここでは野菜のあまり知られていない雑学をいくつか紹介します。
・ニンジンは皮を剥かれて売られている
ニンジンを料理をする時に皮をむきますが、実はそれは皮ではなく、細胞(内鞘細胞)の一部といわれています。
ではニンジンに皮が無いのかということではなく、出荷される時に泥とニンジンの薄い皮も一緒に洗い落とされているのです。
よってスーパーに並んでいるニンジンはすでに皮がないということになります。
・ダイコンの“本当の根”はあの部分
ダイコンは”葉っぱ”と”白い根”に分かれており、一般的には白い根の部分を根と思われています。
しかしそれ全体が根というわけではありません。
よく見てみると、真ん中から先端にかけてヒゲ根が生えており、そのヒゲ根の生えている部分から先っちょまでが、ダイコンの“本当の根”なのです。
それよりも上の白い部分は根ではありません。
・芽キャベツは“キャベツの芽”ではない
芽キャベツのことをキャベツの芽と思っている人や、キャベツの赤ちゃんと思っている人も多いと思いますが、芽キャベツはキャベツの芽でも赤ちゃんでもありません。
キャベツの仲間ではありますが、突然変異を起こした別の野菜なのです。
・レンコン(蓮根)は実は“茎”
レンコンは漢字で“蓮根”と書くので、蓮(はす)の根と思う人が多いと思いますが、厳密にいうとレンコンは蓮の根ではありません。
レンコンは蓮の茎にあたる部分なのです。
・“レタス○○個分の食物繊維”について
レタスの食物繊維は実は野菜の中ではかなり少なく、レタス8個でキャベツ1つ分の食物繊維しかありません。
・トマトには毒がある
実はトマトには毒の成分が含まれています。
それは“トマチン”という成分で、一度に大量摂取してしまうと人体にも悪影響があり腹痛や下痢を引き起こすことがあるそうですが、熟したトマトに含まれるのはごく微量で普通に食べる分にはまったく気にしないでいいそうです。
野菜は調理法や保存方法によって、味や栄養素が大きく変わってくるものが多くあります。
また野菜にも旬が存在しますが、近年では品種改良・作型の改良(ハウス栽培など)・輸入野菜の増加によって、旬以外の時期でも市場に年間を通して供給されるようになりました。
野菜主体の料理などのレシピも多数公開されていますので、健康のためにもどうせなら美味しく野菜をいただきましょう。
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