かき揚げの日
「かき揚げの日」は「めんの日」が11月11日に制定されており、その1週間前であることから冷凍食品の製造や販売を行っている「味のちぬや」が制定しました。
かき揚げはそばやうどんなどにのせて食べるのが定番の一つとなっており、「めんの日」に合わせてその1週間前である11月4日を「かき揚げの日」としたそうです。
立ち食いそば屋にかき揚げが多い理由
“かき揚げとは芝海老をはじめとした魚介類や野菜などを小さく切ったものに小麦粉を用いた衣でまとめ、食用油で揚げた日本料理であり天ぷらの一種です。
他の天ぷらと同様に“天つゆ”や“塩”で味付けをして食べたり、丼種として丼飯の上に味付けをして載せて食べたり、蕎麦・うどんに載せたり、ざるそばに添えるなどの食べ方があります。
今でこそ天ぷらそばといえば車海老の天ぷらが定番ですが、天ぷらそばが登場した初期はいわゆる車海老の大きな天ぷらではなく、“芝海老のかき揚げそば”のことだったようです。
これは守貞漫稿(もりさだまんこう)とう江戸時代後期の江戸・京都・大阪の風俗や事物を記した書物に、“蕎麦屋の天ぷらは芝海老であった”と書かれていることからも推測されます。
そば屋では徐々に車海老などの大きな海老による天ぷらが増えていったものの、単価の安い立ち食いそば屋では“安価な海老=小さい”ことからかき揚げ、それも海老を野菜と一緒に揚げたものが定着した可能性が高く、ゆえに立ち食いそば屋ではかき揚げが伝統的に提供されているということになります。
家庭でかき揚げをうまくあげようと思ってもなかなか難しく、“かき揚げリング”といったかき揚げをうまく揚げるためだけに作られた調理器具も存在します。
たまじゃくしやアルミホイルでもうまく形を整えることができるようですので、興味があれば調べてみてはいかがでしょうか。
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