ビフィズス菌の日
「ビフィズス菌の日」はこの日にパリで行われた生物学会において、ビフィズス菌の発見が発表されたことが由来で、ヨーグルトなどの製造・販売を行っている江崎グリコ株式会社が制定しました。
ビフィズス菌を発見した人物はフランスで小児科医を行っていたアンリ・ティシェという人物でティシェは母乳で育った乳児の腸内フローラからこのビフィズス菌を発見したとされています。
江崎グリコ株式会社によると「善玉菌の代表であるビフィズス菌入りの食品を食べることでおなかを良い状態に保ち、健康を維持してもらう」という事を目的としているようです。
ヨーグルトの正しい食べ方
“ビフィズス菌”は乳酸菌のなかの一種類であり、全ての動物の腸内に生息しています。
特に母乳栄養の糞便に多く存在し、正常な母乳栄養児の腸内細菌叢はビフィズス菌が極めて優勢で、腸内のビフィズス菌を旺盛にするためには母乳に含まれる乳糖やオリゴ糖などが有効です。
ビフィズス菌を含む食べ物といえば“ヨーグルト”を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
“ヨーグルト”とは乳に乳酸菌や酵母を混ぜて発酵させて作る発酵食品のひとつで、健康に良いことはもはや知らない人はいないと思います。
毎日食べている方もいると思いますが、“朝食はヨーグルトだけ”なんて食べ方をしていませんか?
これはヨーグルトのもったいない食べ方なのです。
というのもビフィズス菌や乳酸菌は胃酸に弱いので、朝一番で空腹時に食べるとその多くが胃酸にやられてしまう可能性があります。
胃酸にやられてもその死がいが善玉菌のエサになるので少しは効果は期待できますが、少しでも多く生きた菌を腸に届けるためには胃酸が薄まった食後に食べる方が良いとされています。
また、スーパーなどでは大きいサイズのヨーグルトも販売されており、時間をかけて消費する方もいると思いますが、これもよくありません。
乳酸菌やビフィズス菌は空気に触れると活性度が落ちてしまうので、大きいサイズを買うよりは小分けにされたものを買い、一度に食べきったほうが良いのです。
加齢とともに腸内のビフィズス菌は減ってくるので、ヨーグルトを毎日食べるのは正解です。
ただし、摂取するだけでなくそれに加えてエサとなる水溶性食物繊維(キウイやリンゴ)やオリゴ糖(バナナやはちみつ、きな粉)をとって、腸内で菌を育てることも大事なことになります。
これからの寒さが厳しくなる時期に冷たいヨーグルトは苦手という方にはホットヨーグルトがオススメです。
作り方は簡単で、カップにヨーグルトを100mlとはちみつを入れ、ラップをせずに電子レンジ(600W)で1分間温め、温まったらなめらかになるまでスプーンでかき混ぜたら完成です。
温めすぎると乳酸菌が死んでしまい、味の質も落ちるので、あくまでの人肌程度に抑えるのがポイントです。
ホットヨーグルトは有効成分を効率よく吸収できるため、ダイエットにも効果的とされていますのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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