スキーの日
「スキーの日」は1911(明治44)年のこの日にオーストリアのレルヒ少佐が新潟県の高田陸軍歩兵聯隊の青年将校にスキーの指導を行い、日本人が初めてスキーを行ったことが由来で、1994(平成6)年にスポーツ用品メーカー・ミズノの直営店・エスポートミズノが制定しました。
スキー場では風邪をひきにくい
“スキー”とは2枚もしくは1枚の専用の板を両足に履き、雪上をより素早く降りるための移動手段として用いられるもので、その語源はノルウェー語で“薄い板”を指す“スキー”から来ています。
元々は狩人が獲物を追って雪の山野を移動する手段でしたが、19世紀中頃からノルウェー南部のテレマルク地方を中心にスポーツや、登山者の山麓での移動手段や、西洋のアルプス地方の弓術と組み合わせた戦の技術(対して、東洋は弓術と馬術)として進化を遂げました。
スキー自体を楽しむ人々が増えるにつれスキーの練習に適した斜面のある山麓に練習場(ゲレンデ)ができ、本来の目的から独立したスポーツ・レジャーの場としてスキー場と呼ばれるようになります。
スキーの歴史は古く、中国では紀元前8000年ごろの壁画にスキーをしていると考えられる姿が描かれているのが確認されている他、ロシアでは紀元前6000年ごろのスキーの遺跡が発掘されています。
スカンジナビア半島では紀元前2500年ごろの壁画に狩りをする人達のスキーを履いた姿が描かれているのが確認されており、また10世紀から11世紀にかけてはヴァイキングがスキーを軍用に用いたという記録が残っており、スカンジナビア半島で現在のスキーへと成長したと考るのが一般的のようです。
スキーをするときは当然厚着をしますよね。
厚着をした上で体を動かすので当然汗をかき、そこに体を冷やす寒い風に当たると風邪をひきやすくなるのでは思う方もいるかもしれません。
ですが実はスキー場は逆に風邪をひきにくい環境であることをご存知でしょうか。
風邪の原因となる大半のウイルスは気温が低くなると、その活動が鈍くなることは聞いたことがある方も多いと思います。
これに加えて、空気が乾燥していると人はウイルスに感染しやすくなるのですが、スキー場は湿度が高いのでウイルスが空気中に浮遊しづらくなっているのです。
雪にウイルスが付着するのでウイルスが浮遊しにくくなっているとも言われています。
さらに、大半のスキー場は標高が高い場所にあることが多く太陽の紫外線が非常に強く降り注ぎ、スキー焼けを経験したことがある人もいると思います。
紫外線がウイルスだけでなくその他の有害な菌も滅菌してくれるのです。
これらの要因によってスキー場は非常にウイルスの生存しにくい環境となっており、汗をかいた状態で冷たい風に当たっても風邪をひきにくくなっているのでした。
あくまでも“なりにくい”のであって可能性は0ではないので無茶はしないようにしましょう。
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