ミントの日
「ミントの日」は「ミ(3)ント(10)」の語呂合せと、3月がフレッシュなイメージであることから、2000(平成12)年にカネボウフーズが制定しました。
「ミントにより関心を持ってもらう」ということをその目的としているようです。
ミントの清涼感の秘密
“ミント”はシソ科ハッカ属(ミント属、メンタ属)の総称で、ほとんどは多年草ですが一年草のものもあるようです。
葉は爽快味および冷涼感を与えるメントールに富むため、ハーブとして料理、カクテルや菓子、薬用酒などの材料となるほか、精油(エッセンシャルオイル)は香料として食品や歯磨き粉に添加されたり、アロマテラピーや消臭や虫除けにも用いられます。
かつて北海道北見市が世界的な産地であったことから、北海道内の土産屋の定番商品の一つとなっています。
なお、ミントが冷涼感を与えるのはミントに含まれる“メントール”がその理由です。
メントールは揮発性の無色の物質で皮膚に触れるとひんやりとした感覚を与えますが、これはあくまでも感覚だけで実際に温度が下がったりしているわけではありません。
メントールには皮膚や舌にある冷たさを感知する細胞を活性化させるので、脳が勘違いして清涼感を感じるのです。
さらにミントには鎮静作用や頭脳をスッキリさせる効果もあるため、仕事中にミント味のガムを食べるというのは理にかなっています。
また、その清涼感を活かして他のお菓子にも使われることがあり、チョコミント味のアイスはその代表です。
ミントの葉は緑なのですがチョコミント味のアイスは清涼感を演出するためにわざと青色に着色されています。
あの青は“スピルリナ色素”というもので着色されており、藻の一種がその原料です。
青は食欲を減退させる色であり、身体に悪い薬品が材料なのではという気もしますが、スピルリナ自体は健康に良く、タブレットなども販売されていますので安心して食べられるものです。
余談ですがミントは非常に繁殖力が旺盛であり、零れ種と地下茎によって繁殖します。
仮に畑地などに地植えすると増えすぎて駆除が容易ではなくなり、雑草扱いされることもある他、増えすぎたミントはその香りが悪臭と感じてしまうほどですので、決して気に入らない人の庭に種を投げ込んだりしてはいけません。
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3月9日
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3月10日
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3月11日