世界水の日
「世界水の日」は国際デーの一つで、1992(平成4)年の国連総会で決定し翌1993(平成5)年から実施されており、地球的な視点から水の大切さ、貴重さを世界中の人々がともに見詰め直す日とされています。
日本では8月1日が「水の日」となっているので、この日は「地球と水を考える日」としています。
地球に存在する水で生活用水として利用できるのはわずが0.08%
“世界水の日”は1992年のブラジルのリオデジャネイロで開催された地球サミット(環境と開発に関する国際連合会議)のアジェンダ21で提案され、1993年に国際連合総会で3月22日を“世界水の日”(World Day for WaterもしくはWorld Water Day)とするとの決議によって定められたものです。
国連は加盟国に対して、この日に各国で活動を企画するよう薦めており、水や水資源の持続可能な開発に関連する取り組みを行う国連機関も様々な企画を催している他、国連加盟国以外にも数々のNGOが水に関連した活動を催しています。
日本では蛇口を捻るだけで安全な水が出てくるので実感がわかないかもしれませんが、ここまで水道設備が整った国は実はかなり稀であり、日本以外の先進国では水道水は飲料には使用せず、飲料水はあくまでも購入するものといった国が殆どです。
世界の9人に1人は安全な水が飲めないと言われるほど清潔な水というものは少なく、水が原因で亡くなる人が世界では1年間に340万人にもなると言われています。
発展途上国などでは不衛生な水しか手に入らなかったり、そもそも水不足で水自体が手に入らなかったりなどで90秒に1人が水に関連した病気で亡くなっている計算となります。
地球は水の惑星と言われるほど水の多い星なのですが、なぜ水を手に入れられない人が出てくるのでしょうか。
地球はその75%が水で構成されていますが、そのうちの97.5%が海水であり真水は2.5%しかありません。
さらにその真水のうち70%は氷で30%は地下水です。
そしてその地下水のうち汚染されてない水は1%以下、その汚染されていない水の70%は農業に、22%は工業用水として利用され、こうして残った水が私たちの生活用水となるのですが、地球全体の水の量からするとわずか0.08%にしかなりません。
生活用水というものはとても貴重な資源だということがわかると思います。
清潔な水が簡単に手に入る日本ではなかなか実感できないかもしれませんが、水というものはとても貴重なものだということを改めて認識し、出しっぱなしなどしないよう心がけましょう。
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