竹は木でも草でもなく“竹笹類”に分類される植物です。
日本各地に自生しているので見たこと無い人はまずいないでしょう。
ですが“竹の花”を見たことある人は少ないと思います。
なぜならば“竹の花は120年に1回しか咲かず、しかも一斉に咲き開花後は全て枯れてしまうから”です。
日本で最も一般的な竹であるマダケは、120年周期で花を咲かせますが、たいてい一斉に開花し開花後は“竹林ごと”消滅してしまいます。
モウソウチクの場合は60年周期のようです。
日本では、1960年代にマダケの一斉開花が起こり、その1/3が消滅して大きなニュースになったこともあります。
一斉開花して竹林ごと消滅する理由は、全ての竹が根の部分(地下茎)でつながっており、竹林は一つの生命体なのです。
マダケは寿命を迎える間際に花を咲かせ、子孫を残しているのです。
ちなみに竹の成長速度は世界一でありギネスに認定されています。
ピーク時で1日91cm、1時間ではおよそ4cm、90秒毎に1mm伸び、樹齢は120年ほどで、高さは最大で40m近くになります。