百人一首の日
「百人一首の日」は1235(文暦2/嘉禎元)年のこの日、藤原定家によって小倉百人一首が完成されたことが由来です。
藤原定家の「明月記」の文暦2年5月27日の項に、定家が親友の宇都宮入道蓮生(頼綱)の求めに応じて書写した和歌百首が嵯峨の小倉山荘(嵯峨中院山荘)の障子に貼られたとの記述があり、この記事が小倉百人一首の初出ではないかと考えられています。
かるたと百人一首の違い
お正月の遊びのひとつとして“かるた”をやったことがある人も多いと思います。
そしてその“かるた”に似たものとして“百人一首”があるのはご存知だと思います。
この似ている2つの違いはどこにあるのでしょうか。
“かるた”は、カードを使って、主にお正月に遊ぶ室内遊具のことをいいます。
元々はトランプなどのカードゲーム一般を指しましたが、現代では花札や、読み札にあわせた絵札をとってその枚数を競うゲームのことを“かるた”と呼んでいます。
一般的に“かるた”には、あいうえお46枚ずつの文字札と絵札があり、一音につき一セットの読み札と取り札が用意されています。
“百人一首”も“かるた”の仲間ですが、読み札には短歌が、取り札には下の句が書かれ、100人の歌人の和歌がひとつずつ札に書かれています。
大きな違いは読み札が短歌であるという事なので、上の句と下の句を知っていなければゲームが出来ないということになります。
ですが人物が描かれている読み札だけを使用する“坊主めくり”という遊び方は、上の句と下の句を知らなくても遊ぶことができます。
札を全て裏返し、重ねた山札を作り、参加者が順番に上から1枚ずつ引いていきます。
札を引いて、殿(男性)の絵札の場合はそのまま自分の手札としてもらいます。
札に僧侶(坊主)の場合は、手札全てを捨て、重ねた山札の横に置きます。
絵札が姫(女性)の場合は、山札の隣の捨てられた札すべてをもらうことができます。
山札が無くなった時に、札をたくさん持っている人が勝ち、というものです。
それ以外にも色々な遊び方があるので是非やってみてはいかがでしょうか。
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