小松菜の日
「小松菜の日」は五(こ)2(ツー)七(な)で「こまつな」の語呂合せで、堺市で小松菜を生産するしものファームが2006年に制定しました。
小松菜の成り立ち
つややかな緑色で、鍋物や炒め物として食卓を彩る小松菜は、最近は品種改良が進み一年中スーパーに並ぶようになりましたが、本来は“雪菜”や“冬菜”という別名で知られる通り、冬を代表する緑黄色野菜のひとつなのです。
“小松菜”の名前のとおり原産国は日本だと思われがちですが、小松菜の原産地は南ヨーロッパの地中海沿岸とされており、中国を経て日本に入ってきました。
中国から入ってきたころのカブの一種“茎立菜(クキタチナ)”をもとに交雑・改良を重ね、江戸時代中期に誕生したとされています。
ですが当時はまだ名前がついていませんでした。
小松菜の名付け親は、江戸幕府第8代将軍の徳川吉宗です。
吉宗が鷹狩りのために小松川村を訪れた際、香取神社を休憩場所に選びます。
急な訪問で用意する食材に困った神主は、小松川周辺で採れる青菜をすまし汁に入れて吉宗に献上しました。
すると、吉宗が青菜を大変気に入り青菜の名前を尋ねたところ、その青菜に名前がなかったため“小松川にちなんで小松菜と名付けよ”と命じ、小松菜として全国に広まっていったのです。
江戸時代の本には「小松菜」がたびたび登場するため、関東ではよく普及した野菜だったようです。
ちなみに現在の小松町では、もちろん小松菜は特産野菜に認定されています。
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