オウムとインコの日
「オウムとインコの日」は「オウム(06)インコ(15)」の語呂合せで、鳥類を飼養する人たちへの啓蒙活動などを行う団体「TSUBASA」が制定しました。
「TSUBASA」は、飼い鳥(インコ・オウム・フィンチ)を飼えなくなった方から保護するレスキュー団体であり、啓蒙活動の他に保護した鳥たちの里親探しなども行っているそうです。
オウムやインコが喋る理由
ペットとして人気のあるインコなどは度々喋ることで話題になったりしますよね。
おしゃべりが得意な鳥種はまずヨウムが上げられ、次にボウシインコ(キエリボウシ、キビタイボウシ、アオボウシ、オオキボウシ、パナマボウシなど)が続き、ワカケホンセイ、ダルマインコ、またオトメズグロなどのヒインコ科の鳥も案外におしゃべり上手です。
オウムの代表である白色オウム類(バタン)は意外とおしゃべりが下手だそうです。
これらのおしゃべりが上手な鳥類は、色んな声を出しやすい体の構造になっています。
あまり知られていませんが、カラスも実は話すことができるそうです。
セキセイインコはエサの皮を舌で剥くため舌の筋肉が発達しており、この分厚い舌が人間の舌と似ています。
この舌は、人間の舌と同じように“筋肉のかたまり”であり、自由に動かし口の中で音の響きを自由に変える事ができるのです。
鳥は肺の上にある鳴管(めいかん)という器官をふるわせて声を出しますが、話す鳥は鳴管の周りの筋肉がほかの鳥よりも多いのでいろいろな声が出せると考えられています。
一般的に、人間の言葉でも鳥の言葉でも、メスよりオスのほうがよく話すそうです。
鳥が上手におしゃべりするのは、人とのコミュニケーションを楽しんでいるからと考えられています。
彼らは人間である私たちのこともしっかり観察しており、インコが言葉を覚えたことを飼い主が喜んでいると、それを見たインコにも“飼い主を喜ばせた”ということが伝わります。
こういったやり取りも、インコにとっては楽しい遊びになるのです。
インコからすれば、好きな相手(飼い主)とコミュニケーションを取りたくて、好きな人が話す言葉を必死に覚えるのだそうで、人間の言葉を覚えやすい子は、やっぱり人間のことが好きなことが多いとされています。
注意しないといけないのは無理におしゃべりさせようとする行為です。
おしゃべりが苦手な鳥種に対して、あまりしつこくおしゃべりを強要することはストレスの原因になってしまい、逆におしゃべりしなくなってしまう要因にもなります。
インコにとって言葉はコミュニケーションの手段であって“芸”ではありません。
頑張って教え込もうとするよりも、日常的に“おはよう”と声をかけるなど、人間側もインコとのコミュニケーションを楽しむ意識を持つのが大事なようです。
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