かにの日
「 かにの日」は星占いのかに座の初日であることと、50音表で「か」が6番目、「に」が22番目であることから、大阪のかに料理店「かに道楽」が1999年に制定しました。
「夏の活かにの美味しさをアピールする」という事がその目的のようです。
ホームページからギフトなどのプレゼントキャンペーンが行われています。
ズワイガニは蟹ではなかった
カニはご存知の通り主に寒い季節、特に年末年始の味覚の代表として日本人に好まれています。
カニ通販の大手ネットショップなどでも、出荷数の90％以上が年末年始に集中しているほどです。
茹でガニや焼きガニ、カニしゃぶなど、様々な調理法で楽しむことができるカニですが、数あるカニの中でタラバガニとズワイガニは高い人気があります。
ズワイガニはいわゆる“カニ”になりますがタラバガニは正確には“カニ”ではなく“ヤドカリ”の仲間になります。
正確には「エビ目ヤドカリ下目」で、エビやヤドカリに近い種類なのです。
ヤドカリなのにかにの名前が付いているのは不思議な感じですが、生きた化石と言われるカブトガニも分類的にはかにではなくサソリやクモに近い生き物であり、俗称と実際の分類が違っていることはままあることなのかもしれません。
タラバガニを“カニ”と呼ぶことは、学術的には問題があるのですが通俗名として広く普及していることを重視して、ヤドカリの仲間であると分かった後も継続して使われています。
一見見た感じではさほど違いはないように見えますが、決定的な違いがあり、それは“脚の数”になります。
“カニ”であるズワイガニには10本の脚がありますが、“ヤドカリ”であるタラバガニには8本しかないのです。
これは見た目の話であり、実際はヤドカリもタラバガニももう一対の脚がありますが甲羅の中に隠されているそうです。
一般的にはズワイガニはタラバガニよりも高めのお値段ですが、現在ではインターネットの通販でタラバガニとズワイガニがセットになっている商品も多く、気軽に食べ比べができるので、以前よりも低価格でカニを楽しめるようになっています。
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