通天閣の日
「通天閣の日」は1912年のこの日、大阪市浪速区に通天閣が完成したことが由来です。
1903年の第5回内国勧業博覧会会場跡地の西半に娯楽地「新世界」を開発した際、その中心にパリのエッフェル塔を模して作られました。
第二次大戦中に金属回収のため撤去されており、現在のは1956年に再建されたものです。
建設された当初は東洋一の高さとされていて、当時は日本が誇るシンボルとされていました。
また、日本は地震が多い国ということもあり、1994年から1996年にかけては世界初の展望塔免震化工事が行われましたが、東日本大震災に伴って耐震診断を行ったところ、倒壊はしないものの、展望台を支える鉄骨がゆがむ可能性があるという結果が出たそうです。
通天閣のマスコット
関西を代表する福の神である“ビリケンさま”は、通天閣の公認キャラクターとして様々なお土産やお菓子、人形などをお店で良く見かけます。
笑っているのか怒っているのかわからない不思議な表情と、愛嬌あるポーズが特徴です。
そんな“ビリケンさま”は、れっきとした“神さま”であり、商売繁盛、合格祈願、縁結びなどあらゆる願いを聞いてくれる福の神として親しまれ、いつもお願いする人が絶えません。
その誕生の経緯には諸説ありますが、“ビリケンさま”の起源は1908年にアメリカの女性芸術家、フローレンス・プリッツが“夢の中で見た神さま”をモデルに制作した作品だと言われています。
のちに、シカゴの企業・ビリケンカンパニーが、その像などを制作・販売を始めます。
トンガリ頭とつり目というユニークなルックスが受け、“幸福のマスコット”、“福の神”として全世界に知れ渡りました。
アメリカ・セントルイス大学では、“ビリケンさま”が大学のマスコットキャラクターとして使われています。
また神戸市兵庫区の松尾稲荷神社には、大正初期に作られたビリケン像が祀られています。
この像は木製で、右手に打ち出の小槌、左手に宝珠の珠を持って米俵の上に腰掛けており、従来の大黒天との和洋折衷の像で、当時は“ジャパンビリケン”として人気を博しました。
現在では、本来の招福のご利益に加え、病気平癒、学業向上のご利益で信仰を集めています。
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