波の日
「波の日」は七(な)三(み)で「なみ」の語呂合せが由来で、株式会社サイバードが制定しました。
「海やサーフィンに対してもっと関心を持ってもらうこと」が目的のようです。
また2020年の東京オリンピックではサーフィンが正式種目として選ばれています。
海に波が発生する原理
“サーフィン”とはウォータースポーツの一つで、サーフボードの上に立ち波が形成する斜面を滑走するというものです。
その起源はハッキリとはしていませんが、少なくとも西暦400年頃にはサーフィンの原形のようなものが存在していたと考えられており、航海術に優れた古代ポリネシア人が、漁の帰りにボートを用いて波に乗る術(サーフィング)を知り、そこから木製の板に乗る様になった、というのが最も有力な説とされています。
“波”は津波等の特殊なケースを除いて、基本的に風によって発生します。
海水が風に吹かれることによって、波が起こるのです。
お風呂や水を張ったバケツなどに口で息を吹きかけてあげれば、そこには“波”が起こりますが、これと同じ現象が海原でも生じているのです。
波の大きさは、風の強さ、風が吹き渡る距離、風が吹き抜ける時間によって決まります。
波は風下に向かって発達するので、風が海から陸に向かって吹く所では海岸で高波に、陸から沖に向かって吹く所では沖に行くほど高波になるのです。
浜辺で風が吹いていなくても、広い海の別の場所で吹いた風がつくった波が伝わって浜辺まで押し寄せてくるので、風がない日でも波は存在します。
風の吹かない領域にまで伝わった波、あるいは風が弱まった場合や風向が急に変化した場合に残された波を“うねり”といいます。
“うねり”の代表例は土用波で、数千km南方の台風周辺で発生した波が日本の太平洋岸まで伝わってきたものであり、うねりが伝わる速さは非常に大きく、時には時速50km以上に達することもあります。
沖合では目立たないことが多い“うねり”は、陸岸近くの浅い海域で小型船を転覆させるほどの高波に急変することがあり、実は大変危険なのです。
また天気が良くて風や波がおだやかに見えても、危険な“うねり”が潜んでいる場合があります。
一般に、次々と寄せて来る波のうち、100個に1個は平均的な波の1.5倍以上、1000個に1個は2倍以上の高さに達するといわれています。
このように突然襲って来る危険な高波のことを、昔から船乗りは“一発波”と呼んで恐れてきました。
“一発波”はおおむね2~3時間に1個の割合で発生するといわれており、波高が平均1.5メートル程度であった海域で、突如3メートルを超える大波が来襲することもあります。
この時期は海に遊びに行くことも多いと思います。
一見穏やかな波でも、危険な波が発生する可能性があることを覚えておきましょう。
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