人間ドックの日

イメージ_胃カメラ「人間ドックの日」は1954年のこの日、国立東京第一病院(現在の国立国際医療研究センター病院)で人間ドックが始められたことが由来です。

当時の日本にはまだ「人間ドック」という言葉自体が存在していなかったため、「短期間入院特別健康精査」という名称で呼ばれていました。

現在では検査をお願いする内容によって半日から一週間ぐらいと期間が変わってきますが、人間ドックが始まった当初は6日間かけて入院して検査を行っていたからです。

よく「人間ドッグ」と間違われますが正しくは「人間ドック」であり、ドックとは船を修理・点検するための設備という意味である英語の「dock」のことになります。

レントゲンの際にバリウムを飲む理由

胃や食道、腸などのX線撮影(レントゲン)の際に飲む白い液体、“バリウム”。

辛い思いをして飲み干した経験のある方も多いと思います。

“バリウム”は、原子番号“56”の元素で、ギリシャ語で“重い”を意味する“barys”が語源になっているだけあって、実際に重いアルカリ土類金属です。

そしてレントゲン撮影の前に飲むのは“硫酸バリウム”という化合物です。

なぜ飲むのかといいますと、バリウムにはX線を通さない性質があり、バリウムを飲むことにより、消化器官の形や壁面を鮮明に撮影することができるようになります。

そんなバリウムですが、年々改良が進み、飲む量も昔に比べて随分と減ったそうです。

中には、グレープやメロン、イチゴなど果物の香料をつけたものも登場しています。

とはいえ、ほのかに果物の香りがするくらいで、当然ながらジュースのような美味しさはありません。

あまり美味しいと、胃が活性化して胃酸が過剰に出てしまい、正しく撮影できなくなるからです。

“美味しくない”ということも、検査には一役買っているということになります。

また硫酸バリウムは燃やすと緑色の火が出るので、花火の材料としても使われています。

 


7月の今日は何の日?

昨日は何の日?

7月11日

真珠記念日

世界人口デー

今日は何の日?

7月12日

人間ドックの日

洋食器の日

明日は何の日?

7月13日

・オカルト記念日

・生命尊重の日

・ナイスの日

Follow me!

おすすめの記事

洋食器の日 「洋食器の日」は七(な)一(い)二(ふ)で「ナイフ」の語呂合せで、日本金属洋食器工業組合が制定しました。 「洋食器の優れた機能や美しさ、その役割などを広くPRする」という事が目的のようです。 日本金属洋食器工業組合の事務局がある新潟県といえば米が有名であり、あまり知られていませんが金属洋...
オーケストラの日 「オーケストラの日」は「み(3)み(3)に一番」「み(3)み(3)にいい(1)ひ」(耳に良い日)の語呂合せと、春休み期間中であり親子揃ってイベントに参加しやすいことから、日本オーケストラ連盟が2007(平成19)年1月に制定し、その年から実施しています。 オーケストラの奇妙な曲 “オーケ...
エッフェル塔の日 「エッフェル塔の日」は1889(明治22)年のこの日にエッフェル塔の落成式が行われたことが由来です。 パリのシャン・ド・マルス公園の広場に立つ鉄塔でその高さは約320m、パリ万博に合わせて建設されフランス人技師エッフェルが設計しました。 エッフェル塔の与えた影響 “エッフェル塔”と...
マフィアの日 「マフィアの日」は1282年のこの日にマフィアの名前の由来となったとされる「シチリアの晩鐘事件」が起こったことが由来です。 マフィアの語源のいろいろ “マフィア”とはイタリアのシチリア島を起源とする組織犯罪集団のことであり、19世紀から恐喝や暴力により勢力を拡大、1992年段階では“ファ...
マリモの日 「マリモの日」は1952(昭和27)年のこの日に、北海道阿寒湖のマリモが国の特別天然記念物に指定されたことが由来です。 同時に、富山湾のホタルイカ群遊海面、鹿児島県出水市のナベヅル、高知のオナガドリ等も国の特別天然記念物に指定されました。 お土産のマリモは人工的に丸めたもの “マリ...