ジェラートの日
「ジェラートの日」は1953年のこの日に「ローマの休日」がアメリカで公開されたことが由来で、日本ジェラート協会が制定しました。
「ジェラートの魅力を伝えて、たくさんの人にジェラートの美味しさを感じてもらう」ということを目的とした記念日のようです。
ローマの休日の有名なシーンの一つに、オードリー・ヘップバーンが演じるアン王女がスペイン階段でジェラートを美味しそうに食べるシーンがあり、このシーンがきっかけとなってイタリアのジェラートは世界中の人へと広まっていき、今やイタリアの名物として確固たる地位を築きました。
ジェラートとアイスクリームの違い
“ジェラート”とは、イタリア語で“凍った”という意味を持つ氷菓のことです。
発祥はフィレンツェで、果汁、果肉、牛乳、砂糖、時にはコーヒーや香草などを混ぜた物を凍らせて作られ、イタリア人の夏には欠かせないお菓子であり、シチリアではブリオッシュ(フランスの菓子パンの一種)に挟んで食べられることもあります。
一般的なアイスクリームと比べて空気含有量が35%未満と少ないために密度が濃く、味にコクがあるのが特徴です。
また、乳脂肪分は4〜8%で、一般的なアイスクリームの乳脂肪分8%以上より比較的低カロリーであるため、日本の乳及び乳製品の成分規格等に関する省令ではアイスクリームではなくアイスミルク(乳脂肪分3%〜8%未満)、もしくは氷菓に分類されます。
通常、フルーツ系のジェラートは果汁に水、砂糖、安定剤、卵白を加えて攪拌し、空気を含ませながら凍らせて作りますが、果汁のみで水を加えずに作る一部の高級フランスレストランやイタリアンレストラン、専門店もあります。
イタリアのジェラートを売る店は約3万5,000店あり、その内ジェラートだけの専門店であるジェラテリアは1万5,000店ほどあるそうです。
ちなみに日本でのアイス店の正式な数は不明ですが、サーティーワンが、日本での店舗数は2010年7月2日で1,0000店舗を達成したそうです。
それを含め色んなチェーン店や個人店を含めても、日本のアイス専門店は1,500店いかない程度だとされており、いかにイタリア人がジェラート推しなのかがわかりますね。
ですがイタリア人はエスプレッソに大量の砂糖を入れて軽くかき混ぜ、エスプレッソを飲みほした後、カップの底に貯まった溶けきれない砂糖をすくって、舐めるのが好きな人が多いと言われています。
本場イタリアのジェラート店などのレシピを見てみると、どれも日本人にはとても無理な甘さです。
日本のアイスに比べて、欧米人は15%くらい甘いのを好むとされていますが、イタリア人は更に甘いのが好きなのです。
イタリアのジェラートをそのまま食べても極甘すぎて、日本人には美味しく感じられません。
外国で食べると美味しく感じられるのは旅行気分や、思い込みなどによる心理的な、味覚の一時的マヒ状態によるものと思われます。
日本ジェラート協会ではインスタグラムを使ったフォトコンテストなども開催れていますので、興味があれば応募してみてはいかがでしょうか。
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