モノレール開業記念日
「モノレール開業記念日」は1964年のこの日、浜松町~羽田空港の東京モノレールが開業したことが由来で、東京モノレールが制定しました。
旅客用モノレールとしては日本初で、遊覧用のものでは1957年に上野動物園に作られたものが最初でした。
当初は新橋駅を起点として東京モノレールを開業することを計画されており、日本効果電鉄によって1961年12月26日に羽田-新橋間の免許が取得されましたが、東京モノレールを建設するための用地確保の目処が立たなかったので、やむを得ず浜松町を起点としてターミナルが建設されるということになりました。
モノレールの長所と短所
“モノレール”とは、1本の軌条により進路を誘導されて走る軌道系交通機関のことで、語源は“一つのもの”を意味する接頭語“mono”と軌道を意味する“rail”、つまり単軌鉄道です。
ただし厳密には“1本のレール(走路)”ではないものもまざっており、“一般の二条式鉄道とは異なるものの総称”として機能しています。
モノレールの長所としては
・高架化が容易であり占有する敷地面積が狭く、この点は市街地が形成された後に軌道系交通機関を作るときに、大きなメリットとなる
・高架化する際の構造物の規模が小さくなり建設費が安く済む
・ゴムタイヤを使用するものについては鉄道の二条式レールを使うものと比べて騒音公害が少なく、急勾配にも支障がなく、走行輪は幅の狭いダブルタイヤを使用するため、鉄道より曲線半径の小さい曲線でも走行が可能である
・サフェージュ式は雨や雪に強い、ラックレールを採用した産業用モノレールは45度(1000パーミル)程度まで登れるなど勾配に強い、簡易型は極めて敷設費用が安いなど、形式によっては突出した長所を持つものがあり、要求と合致した場合は実に適切な選択肢となる
などがあり、逆に短所は
・走行路が軌道桁の1本であるため、走行装置である台車は走行車輪の他に案内車輪や安定車輪を必要とし、1つの台車にゴムタイヤを10個程度を装備して車両の機構がやや複雑となり、車両の価格も高価となる
・鉄道の二条式レールを使うものに比べて高速性能が劣り、ゴムタイヤを使用する場合は転がり抵抗が鉄車輪よりも大きく、そのため動力費がかさむ
・ゴムタイヤを使用する場合は、鉄車輪式よりも単位走行距離毎の磨耗が早いので交換間隔が短く、交換費用がかかるうえ、稼働率の低下や維持費を押し上げる一因となる。
・ゴムタイヤを使用する場合は、鉄道の鋼車輪より負担荷重が小さく、車両の収容力は普通鉄道より小さい
・跨座式モノレールでは踏切を作ることができないので、高架化する場合は欠点にならないが、初期の地表近くに設けられる跨座式モノレールには重大な欠点となった
・高架路線の場合、車輌故障などが起きた際に乗客を避難させるのが困難であり、避難路を設けることもできるが、その場合、構造物の規模が大きくなってしまう
・多数の方法が乱立しており相互に互換性がなく、多少の改造で車輌の譲渡が可能な場合が多い二条式鉄道とは異なり、設備類の流動性がほとんどない
などがあります。
高い位置に建設されるためにその眺望はとても良く、各運営会社によってイベントなども開催されていますので、近くに駅があるという方はぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。
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