くるみの日
「くるみの日」は「く(9)るみ(3)はまるい(0)」の語呂合せで、長野県東御市などのくるみ愛好家が制定しました。
また、この時期はくるみが出荷される時期に当たる事も「くるみの日」を制定した由来になっているそうで、「くるみの食材としての素晴らしさ、用途の広さなどをアピールする」ということがその目的だとされています。
日本のくるみには歯が立たないくるみ割り人形
“くるみ(胡桃)”とはクルミ科クルミ属の落葉高木の総称で、またその核果の種子(仁)を加工したもので、原産地はヨーロッパ南西部からアジア西部とされ、北半球の温帯地域に広く分布し樹高は8mから20mに及びます。
日本に自生している胡桃の大半はオニグルミといい、核はゴツゴツとして非常に硬く種子(仁)が取り出しにくくなっています。
くるみは昔から“貴族の美容食”と呼ばれている食材であり、高エネルギーで植物性の脂肪やタンパク質は動物性のタンパク質より吸収しやすく、滋養強壮や美容に良いとされてきました。
くるみといえば“くるみ割り人形”という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
有名なのはチャイコフスキーが作曲したバレエの作品で、1892年のサンクトペテルブルクにて初演されました。
チャイコフスキーの三大バレエの一つであり、初演から100年以上を経て数多くの改訂版が作られています。
ですがその名前の通り硬いくるみの殻を割るための道具でもあります。
くるみ割り人形はドイツの伝統工芸品で、主に山間部の地域の特産品として作られており、木製の直立した人形で顎を開閉させて胡桃を噛ませ、背中のレバーを押しさげることで割る仕組みになっているものです。
意匠は王様や兵士を模したものが多く、そのほか警官やサンタクロースの姿をしたものものあり、現在でも煙出し人形と並んでドイツにおけるクリスマスの代表的な装飾品になります(ドイツにはクリスマスツリーに金紙を包んだ胡桃を飾る習慣がある)。
日本でも古来よりくるみは食されてきましたが、実は日本ではこのくるみ割り人形は流行らず、主に金属製のやっとこが主流となっています。
というのも前述の通り、日本のくるみはオニグルミという非常に殻の硬い品種であり、木製の人形では殻を割ることができないのです。
まさに“歯が立たなかった”ということかもしれません。
くるみは健康に良いのですが塩で味付けされている商品もあり、塩分の気になる方はスーパーなので買う際には塩の入っていない素炒りのものを選びましょう。
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