世界パスタデー
「世界パスタデー」は1995(平成7)年のこの日にイタリアで世界パスタ会議が開催されたことが由来です。
EUやイタリアパスタ製造業者連合会などが合同でパスタの販売促進キャンペーンを行っており、日本でも日本全国のイタリアンレストランで使われているパスタのシェアNo.1を誇る「Barilla(バリラ)」によってイベントが開催されており、イベントの参加店であるイタリアンレストランで食事をすると「Barilla(バリラ)」のパスタが貰えるなどのキャンペーンが展開されています。
イタリアにはパスタに関する法律がある
“パスタ”とは、日本語でいうところの“麺類”とほぼ同義の概念をもつイタリア語で、スパゲッティ、ペンネ、ラザニアなどを含むイタリア料理の主要な要素のひとつです。
主な原料は小麦粉(特にデュラム小麦)で、他に水、塩、鶏卵などが用いられます。
パスタは大きく分けると2種類に分類でき、スパゲッティに代表される麺状のロングパスタと、マカロニに代表される小型のショートパスタがあり、他に団子状や板状のものもあります。
イタリアには地方独特のものも含め650種類ものパスタがあると言われており、毎年のように新しい種類が発表され、主に乾燥パスタが多く市販されていますが、家庭で生パスタを手打ちすることも多いです。
日本では幕末に外国人居留地で食べられ始め、1883年頃にフランス人のマルク・マリー・ド・ロ神父が長崎市で製造したのが始まりとされています。
1955年、日本マカロニ(マ・マカローニ)の設立、オーマイブランド(日本製粉)の発売により、日本での本格生産が始まりました。
その後日本オリジナルのパスタ料理である“ナポリタン”の流行により、パスタは急速に普及します。
1970年代にはファミリーレストランのメニューとしても登場し、1980年代にはイタリア人やイタリアで修業をしてきた日本人により本格的なイタリアンレストランが開業され、1990年代にはいわゆる“イタめし”の流行が起きました。
本来のイタリア料理としてだけでなく、梅しそやたらこ、納豆や刻み海苔など日本独自の味付けによるスパゲッティ料理も数多く存在し、スパゲッティ屋やパスタハウスと呼ばれるレストランもあるほどです。
また、肉料理や弁当などにスパゲッティやマカロニサラダが付け合わせとして添えられることも珍しくありません。
イタリアといえば地中海に面する陽気な国としてのイメージが強く、当然そこに住む人々もおおらかな人が多い気がしますね。
ですがパスタに関しては法律で定められるほど厳しかったりします。
というのもイタリアの法律では、パスタはデュラムセモリナ100%しか認められていないのです。
保存料、着色料も使用してはいけません。
これはあくまでも乾燥パスタの場合ですが、乾燥パスタでも卵入りのものがあり、これにもセモリナ100gに対しての卵の割合が定められています。
“日本のパスタ(スパゲッティ)はパスタじゃない”なんて言われるのはこの事が関係しているかもしれませんね。
ちなみに“デュラムセモリナ粉”のデュラム小麦とは“硬質小麦”のことで、セモリナ(Semolina)とは粉の挽き方で“粗引き”という2つの言葉を組み合わせたものです。
つまりイタリアのパスタは粗挽きの硬質小麦100%のパスタということです。
もし本格派のパスタを作りたいのであれば、デュラムセモリナ粉100%のパスタを使えば一層本場の味に近くなるのではないでしょうか。
試してみる価値はあるかもしれませんね。
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