タイツの日
「タイツの日」は、タイツの製造過程が片足ずつ編んだ物を1つに縫製しており、その様子が「11」に見えることと、2つでペアであることから、2009年に株式会社エムアンドエムソックスが制定しました。
タイツとストッキングの違い
“タイツ”とは一般的にはストレッチサテン地、ナイロン地など伸縮性を持たせた布地で縫製されたフィット性のあるズボンのことです。
保温を目的とした衣類の一種であくまでも衣服であり靴下ではありません。
歴史的には中世ヨーロッパでショース(ホーズ)と呼ばれる下半身を包む股引状の衣服が男性用に広く着用され、これは乗馬や運動のしやすさや防寒性の必要からの形状であり、現代のタイツの元祖といえるもので階層によって様々な形状のものが着用されていました。
ですが伸縮性を持つ素材がほとんど存在しなかったため、今日のタイツのような下半身を一体で包む形状のものは、着用者の体格に合わせて織り上げる高価なものであり、結果的に経済力に余裕のある王族・貴族やギルドの幹部など一部富豪しか着用できなかったようです。
1963年にアメリカで世界初のパンティストッキングが開発され発売されました。
これは全米の女性の間で大ブームとなったものの、日本では輸入品だったた希少かつ高価で庶民には広まりませんでした。
その後、量販態勢が整い、また技術の進化で伝線や劣化のし難い商品が開発される様になり一般に普及するようになります。
よくタイツとストッキングの違いというのは繊維の太さの単位である“デニール”が違うと言われますが、これは正確ではありません。
メーカーによって30デニールを境に言い分けたり、20デニールを境に言い分けたりしており、弾性ストッキングになると140デニールや280デニールなども存在するので区別できないのです。
デニールによって区別されるようになったのは、一般にタイツは厚手、ストッキングは薄手というイメージがあったからだと思われます。
厳密に言えばタイツは肌をぴったりとフィットするよう作られた“衣服”で、主に腰からつま先まで包むものをいいます。
バレエや演劇などの舞台衣装として作られたものが、スポーツ用、防寒用として広まりました。
一方でストッキングは丈の長い“靴下”のことで、特に薄手でナイロン製の婦人用靴下をいいます。
ストッキングにはハイソックス丈のショートストッキングや、太ももまでのガーターストッキングやノンガーターストッキング、腰まであるパンティストッキングなどあるが、単に“ストッキング”といった場合はパンティストッキングを指し、 このパンティストッキングが、タイツと区別しにくいものとなっているのです。
日本国外では、厚手をタイツ、薄手をストッキングといった区別もされておらず、タイツとストッキングの違いとしてハッキリいえることは衣服なのか靴下なのかという違いだけになります。
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