レンコンの日
「レンコンの日」は1994(平成6)年のこの日に茨城県土浦市に全国の蓮根産地が集まって「蓮根サミット」が開催されたことが由来です。
また、レンコンはスーパーなどで1年中手に入りますが、実は秋から冬にかけての寒い時期が旬であり、まさにこの時期がちょうど旬であることも由来の一つです。
レンコンに穴が空いている理由
“レンコン(蓮根)”とは蓮の地下茎が肥大した物で、原産地は中国もしくはインドとされ、はすね、蓮茎、藕などとも書き、主に沼沢地や蓮田などで食用として栽培されています。
内部に空洞がありいくつかの節に分かれていますが、節の長さは品種によって異なるようです。
輪切りにすると穴が多数空いていることから“”先を見通す”という意味に通じ縁起が良いとされ、正月のおせち料理にも用いられます。
また、レンコンを折ったときに見られる糸状の物質は、導管内壁のラセン糸が引き伸ばされて出てきたものです。
レンコンといえば上記の通り、穴が多数空いていることが特徴ですがこれは飾りではなくちゃんとした意味があります。
レンコンは漢字で“蓮根”と書くため、蓮の根だと思われがちですが、レンコンは蓮の地下茎です。
蓮は水生植物なので、レンコン(地下茎)は水中の泥まで伸びているのですが、水中にある泥は水が蓋をしていて酸素が少ないため、茎が育つには酸素が足りない環境にあります。
そこで、蓮は葉にある小さな穴から酸素を取り入れ、水底にある茎の先まで効率よく酸素を送るために、レンコンに大きな穴をあけているのです。
さらに、レンコンの穴は水底に溜まったガスを排出する役割もしていますので、レンコンの穴は通気口の役割をしているものになります。
一般的にはレンコンの穴は8個、あるいは9個と言われていますが、特に決まっている訳ではありません。
種類によって様々で9個から11個のものが多いとされています。
レンコンはいろいろな料理に使えますが、使う部位によってその出来は大きく変わってきます。
先端部分は柔らかいためサラダと相性が良く、中央の部分は歯ごたえがあるので天ぷらなどに向いています。
根元の部分はレンコンの中でも一番固いので煮物などに使うと良いそうです。
一見旬なんてないような地味な食材という印象があるかもしれませんが、旬の野菜ですのでぜひ食べましょう。
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