ゲームの日
「ゲームの日」は仕事や勉強の尊さをはっきり自覚しながらゆとりある遊びとしてのゲームを楽しみ、ゲームと生活との調和が感じられる日であるとして勤労感謝の日を記念日としたもので、全日本アミューズメント施設営業者協会連合会・日本アミューズメントマシン工業協会・日本SC遊園協会が制定しました。
“ゲームは1日1時間まで”の由来とその続き
“ゲーム”とは遊戯や競技、もしくは賭博のことで、スポーツの試合や狩猟、コンピュータゲームなど様々なジャンルのものがあります。
英語では“勝敗を決めること”として“プレイ(遊戯)”と区別されていますが、日本では“プレイ(遊戯)”の意味も含んでいます。
かつてゲームといえばトランプなどのテーブルゲームや、ボードゲームが主流でしたが、コンピューターの発達に伴いビデオゲームが登場し、近年ではスマホでのソーシャルゲームやネットを通じたオンラインゲームが主流となっています。
その人気は衰えることなく進化を続けているのですが、気軽に課金できてしまうゲームで子どもが多額の課金をしてしまったり、射幸心を煽りすぎるシステムなど新たな問題も出てきています。
海外ではネットカフェでオンラインゲームをやりすぎて、椅子に座った体勢のまま死亡していたというケースもありました。
楽しいことは良いのですがやりすぎはやはりよくありません。
かつて“ゲームは1日1時間まで”という言葉があり、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
子どもがなかなかゲームを止めない親がよく使う言葉というイメージがありますが、これはファミコンの黎明期に活躍した“高橋名人”が生み出した言葉になります。
なぜ1時間なのかというと実は何かしらの根拠があるわけではなく、その場の勢いに任せた発言だったのです。
この発言が“ゲーム会社に勤める人間がそのような発言をしてはいけない”と社内で問題になったそうですが、最終的にはゲームが悪者にされるよりはいいということで、特にお咎めはなかったといいます。
またこの発言のおかげで全国の母親から感謝の手紙なども届いたそうです。
一見しつけに関する発言にみえますが、この発言には続きがあります。
本当は“ゲームは1日1時間。外で遊ぼう元気良く。僕らの仕事はもちろん勉強。成績上がればゲームも楽しい。僕らは未来の社会人。”というものになります。
これはもちろん時間を決めてやろうという意味合いと、さらにしっかり外で遊んで勉強して立派な社会人になろうという啓発も込められており、単なる“説教”ではなかったのです。
最近では“e-sports”と称してプロのゲーマーが新たな職業として注目されています。
ですが、中には腕を上げるためにゲームだけをやりつづけ全く働かない、社交性のない生活を送る人も出てきており、社会問題となりつつあるようです。
腕を磨くのは大事かもしれませんが、ある年収10億のプロのゲーマーはこうも言っています。
“自分はアルバイトを続け大学も続けていた。良い成績を取りサッカーも頑張り、努力したらたくさんゲームする時間も許された。将来のことを考えてしっかり勉強したんだ。子供たちよ、だから全てを辞めてゲームに生活することに専念してはだめだよ”と。
これは高橋名人の“ゲームは1日1時間まで”に通じる部分もあるのではと思います。
ゲームは年々進化しており楽しいのは間違いありませんが、それだけに囚われず、きちんとした生活を送ることは大事です。
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