ノーベル賞制定記念日

イメージ_ストックホルム_市庁舎

「ノーベル賞制定日」は1895年のこの日にスウェーデンの化学者であるアルフレッド・ノーベルが、自らの発明したダイナマイトで得た富を人類に貢献した人に与えたいという遺言を書いたことが由来です。

ノーベルの死後にノーベル財団が設立され、1901年にノーベル賞の第1回受賞式が行われました。

ノーベルの遺産を元にした基金168万ポンドの利子が、物理学・化学・生理学医学・文学・平和事業の5分野に貢献した人に贈られており、1969(昭和44)年に経済学賞が追加されます。

毎年ノーベルの命日である12月10日に平和賞はオスロで、その他の賞はストックホルムで授賞式が行われます。

ダイナマイトで世界平和を目指したノーベルという人物

“ノーベル賞”の元となった“アルフレッド・ベルンハルド・ノーベル”は、ダイナマイトの発明で知られるスウェーデンの化学者、発明家、実業家です。

350もの特許を取得し、中でもダイナマイトが最も有名であり、ボフォース社を単なる鉄工所から兵器メーカーへと発展させ、ダイナマイトの開発で巨万の富を築いたことから“ダイナマイト王”とも呼ばれました。

しかし爆薬や兵器を元に富を築いたノーベルには一部から批判の声が上がっていたのも事実です。

ノーベルは多くの人の命を奪うことができるダイナマイトを発明した事などから“死の商人”と呼ばれていたのですが、人種差別や戦争が当たり前であった当時では珍しく平和的な人物でした。

ダイナマイトを発明した理由も“お互いに強力な武器を所持すれば報復を恐れて、抑止力として働き戦争が無くなる”という考えがあったからで、これは現代の“核抑止論”と同じになります。

ですが結局は戦争などに使用されノーベルの願いは叶いませんでした。

晩年に患っていた病気はダイナマイトの原料であるニトログリセリンによって治療できるものでしたが、ダイナマイトの発明によって多くの人々の命を奪ってしまったことに負い目を感じたのか、延命や治療はしなかったそうです。

1888年に兄のリュドビックがカンヌにて死去しますが、この時フランスのある新聞がアルフレッドが死去したと取り違え、“死の商人、死す”との見出しとともに報道してしまいます。

自分の死亡記事を読む羽目になったノーベルは困惑し、死後自分がどのように記憶されるかを考えるようになったそうです。

1896年12月10日に63歳でノーベルは死去しますが、遺言は死の1年以上前の1895年11月27日にパリのスウェーデン人・ノルウェー人クラブにおいて署名されていました。

この遺言においてノーベルは“私のすべての換金可能な財は、次の方法で処理されなくてはならない。私の遺言執行者が安全な有価証券に投資し継続される基金を設立し、その毎年の利子について、前年に人類のために最大たる貢献をした人々に分配されるものとする”と残しています。

当時周辺の人々はこの遺言に疑いを持ったため、1897年4月26日までこの遺言はノルウェー国会において承認されませんでした。

その後、彼の遺志を継ぐためにラグナル・ソールマンとルドルフ・リリェクイストがノーベル財団設立委員会を結成し、賞設立の準備を行います。

平和賞はノルウェー・ノーベル委員会が、それ以外はスウェーデンで選考体制が整えられ、これははっきりとした理由はわかっていませんがノーベルの遺言であり、当時のノルウェーには自主的外交権がなかったために平和賞の選考には常に中立性が期待できたことなどがその理由と考えられています。

そのため授賞式も平和賞はノルウェー、それ以外はスウェーデンで授賞式があるのです。

賞の授与体制が整うと、1900年にノーベル財団の設立法令がスウェーデン国王オスカル2世(1905年まで兼ノルウェー国王)によって公布されました

1905年にノルウェーとスウェーデンは同君連合を解消しましたが、両国分離後も授与機関は変更されませんでした。

ノーベル賞は平和賞、物理学賞、化学賞、生理学・医学賞、文学賞とありますが、実は数学はないのです。

これには諸説ありますがノーベルが恋人を数学者に取られてしまい、数学者を嫌っていたからだと言われています。

ノーベルほどの人物から恋人を奪う数学者とはすごく気になりますね。

 


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