掃除機の日
「掃除機の日」は日本電機工業会が1986年から「お掃除の日」として実施し、1997年に「掃除機の日」に改称しました。
この時期になると梅雨が始まり湿気が高くなることからダニや黴が多く発生するようになり、この時期にこそ掃除をしてほしいと「掃除の大切さを呼びかける日」として「掃除機の日」が制定されました。
また同日の5月30日は「ごみゼロの日」という事もあり、これにも合わせられているそうです。
掃除機のコードに付いている赤と黄色の印
掃除機は現代社会のどの家庭にも普及しており、“キャニスター型”や“スティック型”など様々な形状があるのも特徴です。
電源コードをコンセントに差し込む時に、コードを引っ張り出していって最後に近づくと黄色い印が、そしてこれ以上引っ張れないところまで行くと、赤い印が出てきます。
この黄色い印は“もうすぐ終わり”の警告だと思われがちですが、実は“使用する際は黄色い印まで引っ張り出した状態で使ってください”という意味で使われているのです。
そしてもっと引っ張っていくと見えてくるのが赤い印です。
ここまでくるとコードはもう引っ張れなくなりますが、“コードの終わりの意味”や“これ以上引っ張ってはダメ”というような捉え方をしている人が多数だと思います。
赤色の印に関してはその通りで“これ以上引っ張ると断線の恐れがあります”という危険の信号の意味で使われています。
何故赤の印の前に黄色の印が付けてあるのかというと、各メーカーによってまちまちですが、
“コード収納部分の近くにあるモーターの発熱により、コードに負担がかからないようにするため”や、
“コードを短く出した状態で掃除を始めて、徐々に遠くまで掃除しようとすればコードが引っ張られて断線するおそれがあるため”
などの理由からだそうです。
また無理に引っ張って断線を防ぐために、黄色い印に“もうすぐ終わり”という意味を込めている会社もあるようです。
普段使ったことのある家電などは説明書も読まずにそのまま何となく使うことが多いと思いますが、それが危険を招くこともあるかもしれません。
説明書を読むことは億劫になりがちですが、使う前はきちんと目を通し、また説明書はわかる場所にしっかり保管したほうがいざという時に焦らずに済むかもしれません。
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5月29日
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5月31日
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