エベレスト登頂記念日
「エベレスト登頂記念日」は1953年のこの日、ニュージーランドのエドモンド・ヒラリーとシェルパ族のテンジン・ノルゲイが、世界で初めて世界最高峰のエベレストの登頂に成功したことが由来です。
エドモント・ヒラリーについては1951年と1952年にもエベレストの登頂に挑戦していますが、2回とも失敗しており、3度目の挑戦にして世界初のエベレストの登頂に成功しました。
エドモント・ヒラリーは冒険家としては有名な人物であり、南極点への冒険に出て到達したり、他にはガンジス川を渡航するなど様々冒険に挑戦し、エベレストの登頂に成功した際にはエリザベス2世からsirの称号が贈られることとなりました。
エベレストに遺されているもの
エベレストは別名“チョモランマ(チベット語)”と呼ばれる標高8,850mのヒマラヤ山脈にある世界最高峰の山です。
山頂はネパールと中国のちょうど国境上になります。
これまでに5654人がエベレスト登頂に成功しており、その中には13歳の子どもや73歳の目の見えないお年寄りまでいます。(2012年3月時点)
また2013年、80歳の三浦雄一郎が最高齢のエベレスト登頂者となりました。
青森県出身の三浦雄一郎(1932年10月12日生)は、2003年に70歳で初登頂後、2008年に再登頂、そして80歳になった2013年に3度目の登頂に成功しています。
これだけ登頂成功者がいるので、成功しなかった人も含めるのその数はもっと多くなります。
そこで問題になっているのが登山者が残した“ごみ”なのです。
エベレストには推定50トンものゴミが山中に散らばっており、気温が低すぎて生ゴミなどは腐らないので土に還ることなく凍ってしまいます。
酸素ボンベ、登山用品、人間の糞便などが大量に放置されたままになっており、あまりにもひどい廃棄ゴミの状況を改善するために、ネパール政府は2014年に下山の際には最低でも8kgのゴミを持ち帰るように義務付けるほどです。
このルールを守らなければ、約40万円の預り金が没収されることになりました。
エベレストに残されているのはゴミだけではありません。
エベレストの登山者の死亡率は1〜2%といわれており、過去約230人がエベレストで死亡しています。
ですがその遺体が持ち帰られたのはわずか30体ほどに過ぎません。
残った遺体は腐らないのでミイラ化し、登山者達の目印となっているのです。
海抜8,000mより上にこのような遺体が多く残っており、“デスゾーン”と呼ばれるほど危険な区域なのだそうです。
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