電波の日
「 電波の日」は1950年のこの日、電波三法(電波法・放送法・電波監理委員会設置法)が施行され、電波が一般に開放されたことから、郵政省(現在の総務省)が1951年に制定しました。
今となっては当たり前のようにラジオをいつでも聞けるようになっていますが、電波三法が成立するまでは実は自由にラジオを聴くことはできませんでした。
当時ラジオを聴くためには政府に許可をとって電波を受信する必要があったため、ラジオは民間人にはさっぱり定着していないものだったそうです。
電波時計でもずれることはある
電池式の時計だと電池が弱ってたりするといつの間にかずれているものです。
そのズレが仕事などでトラブルに発展してしまった、という経験をされた人もいるかもしれません。
そこで出てきたのが“電波時計”なるものです。
“電波時計”は電波時計は元素番号55番のセシウムの特性を利用しています。
セシウムは91億9263万1770ヘルツの周波数のみに反応するのでこの周波数を元に正確な1秒を割り出して標準時を作ります。
セシウム原子時計から作った標準時間を2進法でタイムコードに変換して標準電波を作り、福島県田村市にあるおおたかどや山標準電波送信所と佐賀県佐賀市と福岡県糸島市の境にあるはがね山標準電波送信所から発信しています。
電波送信所から発信された標準電波を、電波時計に内蔵されたアンテナで受信しタイムコードを解析して時刻に変換して表示するのです。
ただ、電波時計は常に標準電波を受信しているのではなく一定時間ごとに標準電波を受診して、時刻やカレンダーの補正をしていおり、標準電波を受信していないときには、通常のクォーツ時計として動いています。
このように電波時計はいろんなプロセスを経て正確な時刻を刻むことが可能になりますが、このプロセスの一つでも正確に進まないと電波時計でも狂ってしまいます。
一般的に考えられるのは“受信する側”の問題となります。
1.標準電波を受信できないケース
ビルの谷間やトンネルの中では電波を受信できないので時計の自動修正ができません。
この場合は電波を受信できる場所に移動して、強制受信すれば大丈夫です。
2.電波時計が故障しているケース
電波時計も精密機器ですので故障がないとはいえません。
メーカーのサポートページを見たところ、いろんな対処法を施しても修正できないときは故障が考えられますと書いてあります。
3.電波時計のバッテリーが不足しているケース
ソーラー電波腕時計によくありがちですが、腕時計が服の袖に隠れて太陽光が遮られているとバッテリーが不足して電波を受信できなくなってしまいます。
直射日光が当たる窓のそばなどに置いてしっかり充電すれば大丈夫です。
4.針がズレているケース(アナログ)
正確に言えば電波時計の狂いではないのですが標準電波も受信していて補正もしていたにも関わらず針がズレていたために、時計が狂っているように見えていた場合です。
5.違う機能を選んでいる
こちらも電波時計の狂いではありません。
最近の腕時計は実にいろんな機能がついています。
その機能のうち、サマータイムや別都市の時刻表示を選んでしまっていると違った時刻表示になってしまうので、通常時刻やホームタイムの時刻にします。
6.時刻補正のタイミング
電波時計は常に時刻補正をしているわけではなく何時間かおきに標準電波を受信して時刻の補正をかけています。
そのタイミングのときに電波を受信できない環境だと時刻補正ができずに狂うこともあります。
などなどが考えられます。
もしお持ちの電波時計がずれていると感じたらメーカーのサポートページを参考に修正を試みてみましょう。
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