きしめんの日
「きしめんの日」は食欲の秋の10月と、きしめんはつるつる感が特徴であることから「2(つ)6(る)」の語呂合せで、愛知県製麺工業協同組合が制定しました。
きしめんは厚さの定義がちゃんとされている
“きしめん”とは幅が広く薄い日本の麺、ならびにその麺を使用した料理を指し、一般的なうどんとは形が異なり平たい形状のうどんです。
愛知県では“きしめん普及委員会”が発足するなど愛知県の名物となっており、一定の基準を満たすものは特に“名古屋きしめん”と表示することが許されています。
乾麺は日本農林規格(JAS)の“乾めん類品質表示基準”にて『幅を4.5mm以上とし、かつ、厚さを2.0mm未満の帯状に成形したものにあっては“干しひらめん”、“ひらめん”、“きしめん”又は“ひもかわ”と記載することができる。』と定義されています。
ちなみに似たような乾麺は多いのですが、うどんは太さが1.7mm以上であるもの、ひやむぎは1.7mm未満で1.3mm以上のもの、そうめんは1.3mm未満のものときっちり定められています。
生地を薄く伸ばすのでうどんと比べると麺が長く、薄く平らなので茹でる時間は実は短くなります。
水と小麦粉と塩を練って作る点はうどんなどと同じですが、うどんよりも平たく延ばすために途中で切れたり折れたりする場合があり、うどんと比較してコシは非常に弱く表面は滑らかでつるりとしているのが特徴です。
その語源は諸説あり『原型は麺でなく碁石型だった故に、碁子麺”が転じて“きしめん”となった』という説や、『紀州の者が作った“紀州麺”(きしゅうめん)から“きしめん”となった』という説、『キジの肉をめんの具にして藩主に献上した“雉麺”から』などがありますが、確定した情報はありません。
うどんを平たくしただけと言ってしまえば元も子もないのですが、独特の食感を楽しむ事ができ、茹でる時間が短いのでガス代の節約になるかもしれませんね。
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