ボクシングの日

 最大で11ラウンド行なわれ、闘い抜くには並大抵の精神力では難しいとされています。

ボクシングの後は選手は呼吸を整えることしか考えないため、なかなかチェスが思うようにいかなくなるからです。

さらに後半になればなるほど選手達は冷静な失っていくともいわれています。

一見、冗談みたいな競技ですが“文武両道を極めるスポーツ”としてヨーロッパを中心に人気が広がり、 現在では世界大会が開かれるほどとなっており、ビラルの作品をヒントとしてオランダ人芸術家のイップ・ルービング(Iepe Rubingh)は2003年に世界チェスボクシング機構(WCBO、World Chess Boxing Organisation)を立ち上げ、第1回世界選手権を開催しました。

日本でもデモンストレーションファイトが行なわれ、2004年4月17日に自由が丘のT&S GALLERYでイップと柳瀬総一郎が戦い、ラウンド9にイップが柳瀬をチェックメイトで下しました。

また、テレビ番組「探偵!ナイトスクープ　ザ・ゴールデン」(2009年3月15日放送)での企画として、チェスの代わりに将棋を行う“将棋ボクシング”が実施されています。

対戦者は将棋棋士の先崎学九段(当時八段)と、ボクシング元世界チャンピオンの井岡弘樹で、将棋のラウンドで後一手で詰みの状態に追い込まれながら、井岡がボクシングのラウンド中に勝利しました。