ニオイの日
「ニオイの日」は「に(2)お(0)い(1)」の語呂合せで、2000(平成12)年にP&G「ファブリーズ暮らし快適委員会」が制定しました。
「ファブリーズ」はP&G(プロクター・アンド・ギャンブル) が世界各国で発売している消臭剤のブランド名です。
洗濯機で頻繁に洗えないカーテン等の布製品に噴きつけて消臭するスプレー型製品として、地域限定のテスト販売を経て1999(平成11)年3月に全国発売されたもので、その歴史は比較的浅いのですが製品のPRために「ニオイの日」が制定されたと思われます。
日本では布製品用の消臭スプレーから始まり、その後室内用の置くタイプの製品、トイレ用製品、ペット用製品など、様々な種類が発売されており、消臭スプレーをかけることを「ファブる」と言うことがあるように一般家庭に広く浸透しています。
異性からいい匂いがする理由
いわゆる“におい”には様々な意味があり、赤などのあざやかな色彩が美しく映えることや視覚で捉えられる美しい色彩のことを表す“匂い”や、空気中を漂ってきて嗅覚を刺激するものとしての“匂い”や“臭い”があり、現代では主に後者の意味で用いられることが多いです。
良いにおいは“匂い”、悪いにおいは“臭(にお)い”と書くことが多いですが、例外として“くさいにおい”と書く場合は“臭いにおい”と書くのが通例で、“臭い匂い”と書くことはあっても読みづらくなるので“臭い臭い”とは書きません。
良い香りを身体・衣服・住居などに漂わせる文化は洋の東西を問わず古来あり、人々は花やハーブを採集したり、香水やお香を発達させてきた歴史があります。
飲食においても匂い・香りは重要な要素であり、人は口に入れたもの(食品・料理)を咀嚼しつつその香りも感じ取っています。
そのため人間は、香りの良い食材選びや、香辛料の使用、香りが良くなる調理法の選択などにより、匂いや香りの面でも食生活を充実させようと努力してきました。
お菓子などでも同一の原材料を使用し、栄養学的には何も影響がなくても、コストや設備をかけて香り(フレーバー)のバリエーションを増やしています。
種類が増えればそれだけ生産・輸送のコストが増えるにもかかわらず様々な香り(フレーバー)を用意するのは、それだけ香りの需要が多種多様にあることの裏付けかもしれません。
いい匂いに人は惹きつけられるものです。
例えば街中ですれ違った異性から良い香りを感じた経験がある人もいると思います。
主に男性が女性に感じることが多いようですが、これにはちゃんとした理由があるようです。
まず男女の匂いの違いとして“ホルモン”の影響が考えられ、これは臭いにおいの元となる皮脂の酸化を抑える作用が女性ホルモンにあるため、女性は男性に比べて臭い体臭が出にくくなっています。
加えて女性は男性に比べて良い香りのするシャンプーや香水を使用する傾向が強く、女性には体臭のきつくなる肉中心の食生活ではなく野菜中心の食生活を好む人も多いことも関係しています。
これらのことから女性からはいい香りがするということに繋がっているのです。
最近では男性でも化粧をすることもあり、以前ほど無頓着な人は少なくなったように思えます。
ですが香水はつけすぎると逆に臭く感じるように、使い方にはそれなりに注意が必要です。
体臭がきついひとがそれを隠そうとして香水を大量に使ってしまうと、体臭と強い香水のダブルパンチでいわゆる“スメルハラスメント”に発展してしまうので、まず体臭を弱めるための生活習慣を心がけるところから始めましょう。
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