頭痛の日
「頭痛の日」は「ず(2)つう(2)」の語呂合せで、頭痛薬「タイレノール」を販売しているジョンソン・エンド・ジョンソンが2001年に制定しました。
これとは別に慢性頭痛に悩む人たちで結成した「頭痛撲滅委員会」も制定していたようですが、どちらも現在は特別何かしらのキャンペーンを行っていることはないようです。
また「日本頭痛協会」も「頭痛の日」を制定しており、こちらは2月22日となっています。
自殺頭痛という恐ろしい頭痛がある
“頭痛”とは頭部に感じる痛みのうちの表面痛でないもののことで、様々なタイプの痛みを含んだ幅の広い症状概念になります。
ありふれた症状である一方でこれを主症状とする致命的疾患もあり、他方で原因が特定できないことも多いという症候学上非常に重要な症状とされ、その原因は多種多様で、日本人の3〜4人に1人(約3000万人)は“頭痛持ち”となっているようです。
男性よりも女性のほうが頭痛の症状を訴えることが多いとされ、筋緊張性頭痛の6割、片頭痛の8割が女性といわれています。
女性が訴えることが多い頭痛の1つに生理時に伴うものがありますが、これは生理中にエストロゲンが血中から減少し、それがセロトニンに何らかの影響を与えて片頭痛を引き起こしやすくなるからではないかとも考えられています。
頭痛の種類としては血管が拡張する時に発生する“偏頭痛”、肩こりからくる“筋緊張性頭痛”などがあり、これらは死に至ることはありませんが、中には緊急に集中治療を施さなければ死に至る疾患の表徴(炎症性の頭痛)であることもあり、その疾患とはクモ膜下出血、髄膜炎、大きな脳出血の3つです。
ですが、ただの慢性的な頭痛なのか炎症性の頭痛なのかを個人で見分けるのはなかなか難しいかもしれません。
これまでの頭痛と何か違うと感じたらすぐに診察を受けるなど、早期発見に取り組むことは大事です。
頭痛単体ではさほど脅威と思わない人も多いかと思いますが、中には“群発頭痛”という恐ろしい頭痛もあることをご存知でしょうか。
この“群発頭痛”の最大の特徴は1年から3〜4年に数回程度、1か月から3か月に渡る“群発期”に毎日のように決まった時間に発症する場合が多く、群発地震のようにある時期に固まって起きることから“群発頭痛”と言われています。
痛みは数ある頭痛の中でも群を抜き“スプーンで目玉を抉られる程”と例えられるほどで、お産などよりも痛いとされ、心筋梗塞、尿路結石、と並び生きているうちに味わえる三大痛の一つとされるほどです。
この痛みに耐えられずに自殺してしまう人がいることから別名“自殺頭痛”とも呼ばれています。
“群発頭痛”の発祥のメカニズムはいまだ判明しておらず、ある日急に発祥したというケースもあるようです。
また頭痛の痛みというのは基本的に自己申告でしかないため誤解されることもあり、日本では病名すら知らない医療関係者もいるのではと言われています。
頭痛はただの風邪の症状の一つとして思われがちですが、重大な病気の前兆であることも考えられますので、注意しておきましょう。
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